3冠を目指すラストスパートへ、準備はできている【バイエルン番記者】

カテゴリ:メガクラブ

パトリック・シュトラッサー

2015年04月08日

機能した新機軸。チアゴ復帰も心強い。

ワンチャンスをモノにしてドルトムントを退けたバイエルン。チアゴの復帰も心強く、ラストスパートへの準備はできているとシュトラッサー記者。 (C) REUTERS/AFLO

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 敵地でドルトムントを下した1-0の勝利は、決して輝かしいものではなかった。しかし、ハードワークと強い意志によって掴み取った、価値ある勝利だった。
 
 バイエルンはこの勝利で、ライバルたちにメッセージを叩きつけたのだ。ダビド・アラバ、フランク・リベリ、アリエン・ロッベンというクリエイティブなタレントを欠いても、我々は泥臭く勝利を手繰り寄せることができるんだ! というメッセージをだ。
 
 ドルトムント戦を終え、ブンデスリーガは残り7試合。ここからが本当の真剣勝負、ラストスパートだ。そう、収穫の時季である。
 
 DFBカップは準々決勝(4月8日にレーバークーゼン戦)に勝ち上がり、チャンピオンズ・リーグもベスト8に駒を進めている(準々決勝の対戦相手はポルト。第1レグは4月15日、第2レグは4月21日)。ブンデスリーガを含めた3冠を、バイエルンはふたたび達成することができるだろうか。
 
 その答は、「Ja!(イエス!)」だ。
 
 前述のように、ロッベン、リベリ、アラバを欠いたドルトムント戦で、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、いつもより控えめな、守備的な戦術を採った。中盤センターに配したのは、バスティアン・シュバインシュタイガーとシャビ・アロンソ、そして復帰したフィリップ・ラーム。3人は攻守のバランスを取りながら、勝利に貢献した。ここにきてこの新機軸が機能したことは、ペップにとって心強いはずだ。
 
 心強いと言えば、チアゴの復帰は朗報だ。69分にラームと交代で出場し、実に371日ぶりに実戦のピッチに立った。グアルディオラが最も信頼する司令塔は、そのダイナミズムとインテリジェンスで中盤を導き、ラストスパートに寄与するだろう。ロッベンやアラバの離脱も、チアゴの復帰で全面的に相殺されるとは言わないまでも、ダメージはかなり軽減されるはずだ。
 
 そしてロベルト・レバンドフスキ。ドルトムント戦の決勝ゴールは、今シーズンの14得点目(リーグ3位)だった。ようやくバイエルンに順応したようだ。
 
 3冠を目指すラストスパートの準備は、しっかり整っている。
 
【記者】
Patrick STRASSER|Abendzeitung
パトリック・シュトラッサー/アーベントツァイトゥング
1975年ミュンヘン生まれ。10歳の時からバイエルンのホームゲームに通っていた筋金入りで、1998年にアーベントツァイトゥングの記者になり、2003年からバイエルンの番記者を務める。2010年に上梓した『ヘーネス、ここにあり!』、2012年の『まるで違う人間のように』(シャルケの元マネジャー、ルディ・アッサウアーの自伝)がともにベストセラーに。
【翻訳】
円賀貴子

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