「絶対に野田からボールが来ると思った」
[高校選手権3回戦]藤枝明誠1(6PK7)1山梨学院/1月3日(日)/浦和駒場
サッカー大国・静岡県を代表する“超攻撃的サッカー”の藤枝明誠と、今大会の1回戦、2回戦をウノゼロで勝ち進んできた“堅守”の山梨学院。練習試合でも何度も対戦してきた両校が全国の舞台で顔を合わせた一戦は、試合直後から火花を散らす展開となった。
先制点は前半31分、藤枝明誠のミスからボールを捉えた山梨学院の野田武瑠(3年)のパスを、浦田拓実(3年)が走り込みながら丁寧に蹴り込んでゲット。だが、その2分後には、左CKのこぼれ球をエリア内で捉えた藤枝明誠の賀茂大紀(3年)がダイレクトシュート。豪快に蹴り込んで1-1とし、前半を折り返す。
後半はさらに中盤での攻防が激化。序盤は山梨学院が攻勢を仕掛け、後半17分から出場した新井爽太(3年)のロングスローを起点にチャンスを創出するが、ゴールネットを揺らすことができなかった。
サッカー大国・静岡県を代表する“超攻撃的サッカー”の藤枝明誠と、今大会の1回戦、2回戦をウノゼロで勝ち進んできた“堅守”の山梨学院。練習試合でも何度も対戦してきた両校が全国の舞台で顔を合わせた一戦は、試合直後から火花を散らす展開となった。
先制点は前半31分、藤枝明誠のミスからボールを捉えた山梨学院の野田武瑠(3年)のパスを、浦田拓実(3年)が走り込みながら丁寧に蹴り込んでゲット。だが、その2分後には、左CKのこぼれ球をエリア内で捉えた藤枝明誠の賀茂大紀(3年)がダイレクトシュート。豪快に蹴り込んで1-1とし、前半を折り返す。
後半はさらに中盤での攻防が激化。序盤は山梨学院が攻勢を仕掛け、後半17分から出場した新井爽太(3年)のロングスローを起点にチャンスを創出するが、ゴールネットを揺らすことができなかった。
その後は両チームともに好機を作りながらもゴールには至らず。勝負はPK戦に持ち込まれた。
6人目までは両チームともに成功させ、迎えた7人目藤枝明誠の三輪昭太(3年)のシュートを山梨学院の主将GK熊倉匠(3年)がブロックし、PK戦に終止符を打った。
この日、山梨学院にとって唯一のゴールを決めた浦田は、今大会初先発&初ゴール。長谷川大監督が「相手の(最終)ラインをブレイクできるのが強み」と見込んでの起用に応え、そして「ずっと一緒にやっている野田から、絶対ボールが来ると思った」と信じて走り込んだ先で、冷静に流し込んだ。
浦田は昨年の12月に中足骨を骨折し、リハビリ中に腰骨も折るという二重苦で半年以上もサッカーができない日々を過ごしたという。それを乗り越えて7月に復帰したものの、その後も小さなケガを積み重ね、「今年の3分の2を無駄にしてしまった」と悔やむ3年生は、準々決勝で対峙する昌平戦に向けて意気込んだ。
「(昌平には)プリンスリーグでは0-1で負けていて、自分のところでもうまくプレーできなかったことを悔しく思っているので、そのリベンジを果たしたい。ベンチに入れない仲間や、大会中にケガをして出られなくなってしまった仲間もいる。そうした悔しさはみんな背負って戦いたい」
リベンジの舞台は整った。1月5日の昌平戦で、ベスト8の壁を打ち破ることができるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
6人目までは両チームともに成功させ、迎えた7人目藤枝明誠の三輪昭太(3年)のシュートを山梨学院の主将GK熊倉匠(3年)がブロックし、PK戦に終止符を打った。
この日、山梨学院にとって唯一のゴールを決めた浦田は、今大会初先発&初ゴール。長谷川大監督が「相手の(最終)ラインをブレイクできるのが強み」と見込んでの起用に応え、そして「ずっと一緒にやっている野田から、絶対ボールが来ると思った」と信じて走り込んだ先で、冷静に流し込んだ。
浦田は昨年の12月に中足骨を骨折し、リハビリ中に腰骨も折るという二重苦で半年以上もサッカーができない日々を過ごしたという。それを乗り越えて7月に復帰したものの、その後も小さなケガを積み重ね、「今年の3分の2を無駄にしてしまった」と悔やむ3年生は、準々決勝で対峙する昌平戦に向けて意気込んだ。
「(昌平には)プリンスリーグでは0-1で負けていて、自分のところでもうまくプレーできなかったことを悔しく思っているので、そのリベンジを果たしたい。ベンチに入れない仲間や、大会中にケガをして出られなくなってしまった仲間もいる。そうした悔しさはみんな背負って戦いたい」
リベンジの舞台は整った。1月5日の昌平戦で、ベスト8の壁を打ち破ることができるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部