【千葉】17年ぶり復帰の鈴木隆行 「チームに気迫を」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年02月14日

「選択肢は千葉でプレーしてからの引退だった」(鈴木)

練習試合の福岡戦では1ゴールを決めた鈴木。若手たちの良い見本ともなっている。

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 1月19日から、練習生として千葉のトレーニングに参加していた鈴木隆行。

「関塚隆監督のオーダーという部分もあったし、厳しさや自主トレーニングの取り組み方などを若い選手に伝えてほしいという想いもあった」(斉藤和夫テクニカルダイレクタ―)
 
 その言葉どおり、鈴木は毎日、練習後も最後までピッチに残り、若手選手とボールを蹴った。ただ今年39歳を迎える本人は正直、引退を考えていたという。
 
「プロサッカー選手として、ハードなトレーニングを続けていくには、大きなモチベーションが必要。ここ数年はそのモチベーションを維持するのがとても大変だった。以前所属したこと(1998年)があり、よく知っている関塚監督やコーチがいる千葉でなら、そのモチベーションを高く保てると思い練習に参加した。その時点で千葉以外ではもうやらないと決めていた。選択肢は千葉でプレーしてからの引退だった」(鈴木)

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 全体練習合流当初は、沖縄での1次キャンプ(1月26日~2月3日)の参加は未定だったが、すぐに参加が決定。沖縄では技術の高さを見せながら精力的に動き、チームを引っ張り、2月8日に正式加入が決まった。
 
「サッカーを続ける場を与えてくれて、本当に感謝している。このチームをJ1に昇格させるために、自分がやるべきことをしっかりやっていきたい。若手と積極的に自主練習に取り組んでいるのは、それが僕に求められている部分だから。ジェフは全体的に大人しいチーム。もっと気迫を前面に出せるよう盛り上げていきたい」(鈴木)
 
 もちろん、プレーでの貢献も忘れていない。ハードなトレーニングにやや疲れがあったものの、2月11日の福岡との練習試合(45分×4本)では3、4本目に出場し、技ありのシュートを決めた。
 
「1点は取ったけどもっとやらなければいけないし、チームとしてしっかり勝てるようにならないといけない」(鈴木)

 力強く語った鈴木は厳しさをチームに植えつけていく構えだ。
 
取材・文・写真:加茂郁美(フリーライター)
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