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【選手権予選】自発的な行動が生んだ一体感…桐蔭学園が粘り強さを発揮して神奈川を制す!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年11月29日

前評判ではプロ内定者を擁する桐光学園が上回っていたが…

延長前半、桐蔭学園は青木(左から2番目)がPKを決め、これが決勝点となった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 10月下旬からスタートした全国高校サッカー選手権の地区予選。11月16日に本大会の組み合わせ抽選会が行なわれ、11月21日までに46都道府県・47代表(東京は2校出場)が決まった。そして、迎えた28日。神奈川で決勝が開催され、全ての代表校が出揃った。

 その最後の椅子を懸けて対戦したのが、長年に渡って神奈川の高校サッカーを牽引してきた桐蔭学園と桐光学園だ。

 前評判で有利に立っていたのは桐光学園。来季からJ2町田でプレーするCB奈良坂巧(3年)、昨夏のインターハイで全国優勝を経験した主将のGK北村公平(3年)、MF前川壮太(3年)らを擁し、2年ぶりの選手権出場に最も近いと思われていた。しかし、ゲームを制したのは桐蔭学園だった。

 序盤に攻勢を仕掛けたのは桐光学園。186cmの大型FW庄司朗(3年)をターゲットにロングボールを主体に攻め、最初の5分間でセットプレーから2度のチャンスを作り出した。しかし、桐蔭学園は慌てずに対応し、我慢強い守備から好機を窺っていく。2トップを組む長澤圭剛(3年)と立石宗悟(2年)も機動力を生かした仕掛けを見せ、速攻から得点を狙う意図が見て取れた。すると、前半6分だ。MF本多鼓瑚(2年)のパスを受けた立石がゴール前に入り込む。苦しい態勢から右足でシュートを放つと、相手DF奈良坂の足に当たりながらもネットに吸い込まれた。

 以降はセカンドボールを拾えず、相手のサイドアタックに苦戦。それでも守備陣が粘りを見せ、無失点で前半を終えた。後半は相手がさらにギアを上げたこともあり、自陣で耐える時間がより多くなってしまう。後半7分にFKから失点。4分後にカウンターから長澤がネットを揺らして勝ち越したが、16分に再び失点。以降は高さで上回る桐光学園の攻撃に苦しめられ、ひやりとする場面を何度も迎えた。延長戦に入っても続き、流れはなかなか変わらない。しかし、延長前半のアディショナルタイム。ペナルティエリア内で仕掛けた立石がPKを獲得すると、これをCB青木祐人(3年)が決め、三度勝ち越した。

 延長後半は相手のパワープレーに肝を冷やす。最前線に配置した187cmのCB奈良坂を起点にされ、自陣で耐える時間が続いた。それでもGK松尾優利(3年)を中心に守備陣が奮戦。身体を張った守りで要所を締め、このままタイムアップの瞬間を迎えた。

【選手権神奈川予選決勝PHOTO】桐蔭学園3-2桐光学園|ライバル対決を制したのは桐蔭!3年ぶり10回目の選手権出場
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