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今季のドルトムントは絶対王者のライバルとなり得るか? ハーランドら若手に根付き始めた“勝利への執念”【現地発】

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2020年11月28日

ドルトムントの守備陣が安定してきた

ハーランド(左)とフンメルス。チームの攻守で象徴的なふたりだ。(C)Getty Images

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 ドルトムントが好調だ。

 ブンデスリーガ前節のヘルタ戦ではアーリング・ハーランドの4得点を含む5得点で圧勝し、続くチャンピオンズ・リーグのグループステージのクラブ・ブルージュ戦でもハーランドの2得点、サンチョの素晴らしいFKで3-0と快勝している。

 どうしても攻撃陣の爆発力に注目が集まりがちだが、ここ最近好調の要因として守備が非常に安定していることを忘れるわけにはいかない。

 CLでラツィオに1-3で敗れて以降は、公式戦7試合で6勝を挙げ、うち5試合が無失点試合だ。

 昨シーズンのドルトムントはリズムに乗った時の攻撃力こそ素晴らしいものがあったが、守備面で苦しんでいた。相手の攻撃をコントロールして守ることができず、不用意な戦術ミスからバイタルエリアやペナルティエリア内でスペースを相手に提供し、失点を重ねてしまう。

 シーズン途中から3バックに移行したことで、ある程度は安定感を得ることができたが、それでも主力選手が欠場したり、ローテーションで選手を入れ替えたりすると途端にもろさを露呈することも少なくはなかった。
 
 そのドタバタさがなくなりつつあることは大きな収穫だろう。守備の要であるマッツ・フンメルスは現状を次のように分析する。

「いまチームには確かな主軸がしっかりとしている。そこが安定してればローテーションすることもできる。機能しているベーシックを持つことが大事な条件になるのだから」

 通算1150分出場のフンメルスをはじめ、トーマス・ムニエ(1121分)、マヌエル・アカンジ(1080分)、ハーランド(1027分)、アクセル・ヴィツェル(921分)、そして負傷から復帰のGKロマン・ビュルキ(810分)が、このリストに入ってくる。

 右サイドで新加入のムニエが徐々にフィットしてきていることはポジティブな要素だろう。豊富な運動量と守備での貢献でチームを支えている。昨季同ポジションで躍進したアクラフ・ハキミは超越したスピードと突破力を武器にした選手だが、一方で不用意なミスで守備に穴をあけることもあった。その点攻撃力では劣るものの、手堅さという点ではムニエ加入はチームにとって貴重な戦力だ。
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