約1年ぶりの代表復帰戦で躍動
攻めに攻めたサムライ戦士たちの前に立ちはだかったのは、35歳のベテラン守護神だった。
現地時間11月17日にオーストリアのグラーツで開催された国際親善試合で、日本代表はメキシコ代表に0-2と敗戦した。主導権を握られた後半に相手の得点源であるラウール・ヒメネスとイルビング・ロサーノにそれぞれ得点を奪われた。
試合後のマッチサマリーで地元紙『El Universal』が「恐ろしいものだった」と綴った前半は日本が圧倒的にメキシコを押していた。だが、幾度となく決定機を決めきれなかったのは、相手守護神ギジェルモ・オチョアの存在があったからに他ならない。
この日のオチョアは冴えに冴えていた。11分に原口元気の強烈なミドルシュートを左手でストップすると、その4分後には鈴木武蔵との1対1を右足でセーブすれば、こぼれ球を押し込みにかかった伊東純也のシュートを再び横っ飛びで冷静に食い止めた。
昨年11月のパナマ戦以来の出場ながら、存在感を誇示したオチョア。精神的支柱でもある彼のファインセーブがメキシコの反撃の呼び水となったことは言うまでもない。それだけに地元メディアでもベテラン守護神の活躍ぶりは高く評価されている。
現地時間11月17日にオーストリアのグラーツで開催された国際親善試合で、日本代表はメキシコ代表に0-2と敗戦した。主導権を握られた後半に相手の得点源であるラウール・ヒメネスとイルビング・ロサーノにそれぞれ得点を奪われた。
試合後のマッチサマリーで地元紙『El Universal』が「恐ろしいものだった」と綴った前半は日本が圧倒的にメキシコを押していた。だが、幾度となく決定機を決めきれなかったのは、相手守護神ギジェルモ・オチョアの存在があったからに他ならない。
この日のオチョアは冴えに冴えていた。11分に原口元気の強烈なミドルシュートを左手でストップすると、その4分後には鈴木武蔵との1対1を右足でセーブすれば、こぼれ球を押し込みにかかった伊東純也のシュートを再び横っ飛びで冷静に食い止めた。
昨年11月のパナマ戦以来の出場ながら、存在感を誇示したオチョア。精神的支柱でもある彼のファインセーブがメキシコの反撃の呼び水となったことは言うまでもない。それだけに地元メディアでもベテラン守護神の活躍ぶりは高く評価されている。
スペイン紙『Marca』のメキシコ版は、「メキシコを救ったオチョアは日本戦の英雄となる」と銘打った記事で、こう絶賛している。
「メキシコイレブンに主導権を戻させたのは、ギジェルモ・オチョアの存在だった。彼は間違いなくこの試合におけるメキシコのヒーローだ。ゲンキ・ハラグチのショットをワールドカップを想起させるビッグセーブで食い止め、ムサシ・スズキの至近距離からのシュートも素晴らしいセーブでストップ。彼のおかげで日本は得点ができなかった」
また、アルゼンチン・メディア『Infobae』が「オチョアが日本戦で並外れたセーブを披露」と綴れば、アルゼンチン全国紙『Ole』も「35歳のベテランゴールキーパーが救世主となった」と褒めちぎった。
19歳だった2004年にA代表に初招集されて以来、長らくメキシコ代表を支えてきたオチョア。彼の奮闘なくしては森保ジャパンからの勝利はなかったと言えるだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部