現地時間11月５日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第３節（I組）で、２連勝のビジャレアルが、同じく２戦２勝のイスラエル王者マッカビ・テルアビブをホームに迎えた。

　開始直前の豪雨により、１時間10分遅れでスタートしたこの試合で、久保建英はELでは３試合連続のスタメン入り。４-３-３の右ウイングに入った。

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　３連勝を狙うビジャレアルは、いきなり試合を動かす。開始４分、故障明けのMFパレホのCKにFWバッカがヘッドで合わせ、幸先よく先制する。

　久保は14分に、バエナとのワンツーからシュートを放つも、GKにキャッチされる。37分にも、味方とパス交換を繰り返し、最後はバッカとのワンツーからエリア内に切れ込むんだが、シュートには持ち込めない。前半終了間際には、中央でボールを受け、左サイドから走り込んだバエナにスルーパスを狙うも、わずかに合わなかった。

　前半から積極的なプレーを見せていた久保は、前節のカラバフ戦と同様に、後半に輝く。52分、右サイドで巧みにボールをキープすると、左足で敵のオフサイドラインを破る絶妙のパスを供給。これを再びバッカが技ありのヘディングシュートでゴールにねじ込み、ビジャレアルがリードを広げる。

　今シーズン３つ目のアシスト（すべてEL）をした久保は、さらに60分にもバッカへ上質なスルーパス。ハットトリックかという場面を創出したが、コロンビア代表FWが決め切れなかった。

　完全にゲームを支配したビジャレアルは、71分にバッカとの連係からバエナが決めると、81分にも途中出場のニーニョが加点。４-０の圧勝で３連勝を飾り、グループステージ突破に王手をかけた。目に見える結果を残した久保は、フル出場を果たしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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