混迷するボタフォゴにサポーターが激怒!本田圭佑への高まる期待をブラジル人記者が語る「皆が頼りに…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リカルド・セティオン

2020年11月03日

監督未経験のラザロニを指揮官に据えたが…

チームが混乱をきたすなか、逆に本田への期待は高まっているようだ。 (C) Getty Images

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 本田圭佑が所属するボタフォゴが大変な事態に陥っている。

 10月の頭にパウロ・アウトゥオリの後任として監督の座に就いたブルーノ・ラザロニが、1か月もしないうちに解任されたのである。理由は成績不振。全国リーグ6試合を指揮し、2勝2分け2敗だった。順位は降格圏手前の16位だったが、実はチームを引き継いだ時から順位を上げていた。

 だが、コパ・ド・ブラジルのラウンド・オブ16(ファーストレグ)でクイアバに敗れたことが決定打となった。クイアバはマト・グロッソ州にあるセリエB(2部)のチームだ。この州にはビッグチームは一つもなく、ブラジルの中では最もサッカー不毛の州と思われている。その格下チームにリオの古豪が負けたのは、恥ずべきことだった。

 また財政的にも、ここで敗退してしまうのはチームにとってかなり痛手となる。コパ・ド・ブラジルの準々決勝まで勝ち進めば、50万ドル(約5000万円)がもらえる。経済的に苦しいボタフォゴにとって、喉から手が出るほど欲しい報奨金だ。絶対にここで負けるわけにはいかない。

 しかし、これは建前だ。解任に踏み切った本当の理由は、サポーターの気持ちをなだめるためだ。彼らはふがいないチームに激怒している。リオの名門の一角として、現在のチーム状況に我慢がならないのだ。

 クイアバに負けた翌日、ホームスタジアムの壁は落書きでいっぱいになっていた。そのほとんどが選手やチーム幹部への非難であった。ボタフォゴ本部前では抗議デモが行われ、SNSでは怒りの投稿が飛び交った。

 チームはなんらかのリアクションをとらなければいけない。こういう時にスケープゴートになるのは監督だ。ただ実際にサポーターの怒りの矛先はラザロニではなく、チームにふさわしくないレベルの低い選手たちと、能力のないチーム幹部たちに対してだった。

【動画】鮮やかゴラッソ! 本田圭佑のブラジル全国選手権初ゴールはこちら
 そもそもラザロニは、これまで監督経験がなく、彼自身もボタフォゴを率いるレベルにまだないことを自覚していた。ただアウトゥオリがチームを去る際、自身の後継者として3人の名前を残していき、その中で一番安く使える監督が彼だったのだ。

 おまけに彼は、監督就任の数日前に開腹手術を受けている。体調もいまだ万全ではない。それでも彼が監督を引き受けたのは、チームへの想いからだった。

 現在、ボタフォゴには監督不在の状態にある。次期監督が決まるまでは、フラビオ・テニウスが監督代行を務める。彼はそもそも監督のライセンスさえも持っていないGKコーチだ。誰もチームを率いる者がいないので、とりあえず彼が引き受けたのである。

「監督は本来の私の仕事ではないが、ここでは古株なので選手のことはよく知っている。とにかく全力を尽くして、勝てるように頑張るよ」
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