現地時間10月24日にポルトガルリーグ第5節が行なわれ、ポルトはホームにジウ・ヴィセンテを迎えた。
この試合で、中島翔哉は3-4-1-2のトップ下で今シーズン初先発。リーグ戦としては昨シーズンのリオ・アベ戦(3月7日)以来の出場となった。
ジウ・ヴィセンテが堅守からのカウンターという戦術一択で、ポルトはややてこずる様子がみられた。中島も前半からやや試合勘の鈍った様子でパス交換などでもミスが目立ったが、少しずつ仲間とリズムを合わせる。
キーポイントとなったのは41分、味方とのパス交換で左サイドから切り崩すと、ボールを受けた中島が猛全とエリア内にドリブルで切り込む。そして左足で鋭いクロスを中央に送ると、それに合わせて飛び込んだエバニウソンが右足で合わせ、ネットを揺らした。
後半もピッチに登場した背番号10は、引き続き攻撃のスイッチを入れる存在として躍動。度々守備でも貢献する場面をみせる。
昨年3月以来のリーグ戦で、79分までプレー
59分、バロのシュートがDFの腕に当たってPKを獲得するが、これをウリベが外してしまい、ポルトは突き放すチャンスを逃す。
完全に攻撃の要として躍動した中島は、70分には自ら前線に抜け出してダイレクトシュート。しかしこれはGKの攻守に阻まれた。
74分にはザイドゥ・サヌシが2枚目のカードで数的不利に陥るが、中島は79分にサールと交代でピッチを去るまで、前線でボールを受けて好機を創出するなど、存在感を示した。
アディショナルタイム7分を耐え、1点を守り切ったポルトはホームでリーグ戦3試合ぶりとなる白星。順位もベンフィカに続く暫定2位に浮上した。また、ジウ・ヴィセンテに所属する藤本寛也はベンチ入りしたものの、出場はなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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