サッカーダイジェスト編集長コラム――KAZU伝説に終わりは見えない

カテゴリ:Jリーグ

谷沢直也(サッカーダイジェスト編集長)

2015年03月14日

2トップなら、経験に裏打ちされた”判断力”が活きる。

実に9年ぶりとなる開幕スタメンを飾った1節の群馬戦。大久保(左)と息の合ったプレーを見せた。 (C)J.LEAGUE PHOTOS

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92年の広島アジアカップ優勝時の1枚。名実ともに日本のエースとなった。 (C)SOCCER DIGEST

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 約2時間に及んだ練習の直後、インタビュールームに現われたカズ(三浦知良/横浜FC)の表情は、どことなく晴れやかに見えた。
 
 J2開幕まで残り4日となった3月4日。横浜市内のクラブハウスで取材に応じてくれたカズは、この日の練習で行なわれた紅白戦で主力組の一員としてプレーしていた。システムは、始動直後から採用されていた4-3-3ではなく、「今日が2回目だった」という4-4-2。カズは長身FWの大久保哲哉と2トップを組んでいた。
 
「ジャンボ(大久保)とは一昨年とその前の年に、2年間コンビを組んでいましたからね」との言葉どおり、ふたりの関係性は良好に見えた。守備時はカズがトップ下に下がり、前後左右に動きながらスペースを埋め、マイボールになった瞬間にポスト役となる大久保の位置を確かめながら、彼の周囲を衛星のように動き回る。
 
 もちろん、瞬間的なスピードや局面での身体のキレに年齢的な衰えは隠せない。だが、パートナーとの距離感やポジショニングといった経験に裏打ちされた”判断力”が活きる2トップでなら、48歳のカズはまだ十分にJ2という舞台で戦えるように思えた。
 
 カズ自身も冷静な視点で、次のように語っている。
 「(チームとして)受け身に回る試合が多いので、そうなると1トップに入る選手には縦のスペースを使った1対1の勝負だったり、瞬間的なスピードやフィジカル勝負が求められてくる。それだと僕の場合、やっぱり大変ですから、2トップを組んだほうがフリーにもなりやすいし、ボールを受けた時の相手からのプレッシャーも、相棒がいることで和らぐ部分がある」
 
 そして、自らこの日の練習で得た手応えを噛み締めるように、こう続けた。
 
「まあ僕自身、2トップの経験は豊富にあるので、短い時間でも十分に対応できますしね」
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