首位独走の要因は?山形へ移籍したGK藤嶋栄介が明かすフロンターレが“強い理由”「川崎に行って概念が変わった」

カテゴリ:Jリーグ

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb)

2020年10月02日

「僕の経験を活かして山形に貢献したい」

日頃の練習から川崎の強さを体感していたという藤嶋。写真:徳原隆元

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 現在20試合を消化したJ1リーグで勝点53で首位を独走している川崎フロンターレ。取りこぼした勝点はわずか7しかない。

 川崎の強さの秘密はどこにあるのだろうか。

 先日、その川崎を双方合意の上で契約解除となり、10月1日にモンテディオ山形に加入したGK藤嶋栄介は、同2日に行なった入団会見の席でこう語った。

「(川崎は)本当に強いですよね。一緒にやっていて思うことは、スタメン、サブが固定されていないですし、誰がスタメンで出てもハイパフォーマンスを出せる選手たちが揃っているなかで、やはり日頃の練習から誰一人手を抜いていないということ。本当に1回1回の練習で全員が要求しあう。求めあって、自分が常にどうしたいというのを伝えあって、お互いがお互いを常に高め合っているというのをすごく感じました」

 さらに自身も「昔から苦手ではなかったのですが、川崎に行ってビルドアップの概念が変わりました」とその濃密な練習を振り返った。
 
「今まではボールが来たのを味方に繋ぐだけだったのですが、どこにつけたのが一番ゴールに近づくのか、どういうボールをつけたら良いのかとか、場面場面によってつける場所だったり、ボールの質だったりというのは、川崎に行って沢山の選手から学ばせてもらったかなと思います」

「この1年半で、フロンターレに入る前の自分と後の自分ではまったく違う選手になれたのかなという自覚は持っています」と語るほど、貴重な経験を積んできたようだ。

 そんな川崎は、今季は特に「若手の勢い、ベテランの冷静さがチームで上手くマッチしているんじゃないかなと。若手の能力が高いというのもあるんですけど、勢いだけじゃなく、そこのバランスを取るベテランがうまくコントロールしている。それが上手く噛み合っているというのが今の川崎の強さの秘訣かなと思います」と明かした。

「僕が見てきた、経験してきたことを伝え、プレーで見せていくことで山形に貢献したい。GKなのでフィールドプレーヤーとは違って、プレーで見せるというのは少なくなるとは思いますが、若い選手たちが多いチームにどうやって還元するか、伝えるかというのは僕自身の課題でもありますし、このチームにプラスをもたらせる要素の一つだと思います」

 そう意気込んだ28歳は、悲願のJ1リーグ制覇から3年連続でタイトルを獲得している川崎の“勝者のメンタリティー”を山形に持ち込むことができるか。

構成●渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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