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「食堂からも追放された…」クーマンから戦力外通告を受けた元エバートンFWが“冷徹すぎる”手腕を語る

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年09月23日

「僕を退団させるためにハードワークをしていた」

メッシ(左)との不和も指摘されているクーマン(右)。その手腕を不安視する声も一部であがっている。 (C) Getty Images

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 今夏にバルセロナの監督に電撃就任したのが、ロナルド・クーマンだ。

 オランダ代表在任中だったにもかかわらず、不振に喘いだ現役時代の古巣からの“SOS”に応じ、一年契約を結んだ。

 そんな57歳のオランダ人指揮官は、就任早々から抜本的なチーム改革に乗り出している。戦力の見直しを図るべく、今夏の移籍市場ではアルトゥーロ・ビダル(→インテル)とイバン・ラキティッチ(→セビージャ)を放出。ネウソン・セメドや長年チームの支柱となってきたルイス・スアレスも、退団が決定的だ。

「『奴隷制』という言葉を使うのは過度だけど、彼はとても厳しかった」――。そう語ったのは、エバートン時代に戦力外通告を言い渡された経験を持つセネガル代表FWのウマール・ニアスだ。

 現在カーディフに所属するニアスは、英公共放送『BBC』のインタビューで、クーマンの冷徹ぶりを次のように明かしている。
 
「クーマンがやってきた時、僕はチームを崩して、やり直すための標的にされた。彼はそうしようとしたが、僕には留まるに十分な強さがあった。僕はプレミアリーグに来るために相当なハードワークをしてきたので、このリーグに残らなきゃならなかったんだ。

 彼は僕を退団させるためにハードワークをしていた。よくないことを色々とやろうとしていたんだ。僕からロッカーや背番号を取り上げ、食堂からも追放し、『君は私のチームには不十分、そういうことだ。すぐにユースチームと一緒に食べるんだ』とリザーブ行きを命じた。そこにも僕のロッカーはなかったけどね」

 その後、ローン移籍をしたハル・シティで、リバプール撃破の立役者となるなど殊勝な活躍したニアスは、「クーマンに対処するためにとても強い心構えが必要だった。彼のチームでは、まったくリスペクトされなかった」と恨み節を口にした。

 はたしてクーマンのドラスティックな手腕は、再起を図る名門にとって吉と出るのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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