「他の選手は取って代われない」
いま、その去就が大いに注目を集めているのが、バルセロナに所属するリオネル・メッシだ。先月25日に、書面でクラブに退団の意思を伝えたという衝撃的なニュースが広まって以来、サッカーシーンの話題を独占している。
退団通告から約1週間後となった現地時間9月2日には、メッシの代理人でもある父親のホルヘ氏が、バルセロナでジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と協議するも、互いの溝は埋まらず……。ホルヘ氏は記者団に「難しい」とだけ言い残している。
新天地候補には、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなどのメガクラブが挙げられているものの、違約金7億ユーロ(約875億円)という莫大な金額がかかるため、どのクラブとも具体的な話には至っていないと見られている。
まさに一挙手一投足に目を向けられているメッシに助言を送ったのが、元アルゼンチン代表監督のセサル・メノッティだ。地元のラジオ番組『Super Deportivo Radio』の取材で持論を語った。
かつて、粗暴なイメージのあったアルゼンチン代表に、美しく攻撃的なサッカーを浸透させ、1978年に母国で開催されたワールドカップでは、マリオ・ケンペスなどを擁したチームを率いて初優勝に導いた“賢人”は、バルセロナにおけるメッシの存在を独特な言い回しで説いている。
「レオ・メッシは、どれだけバルセロナの他の選手が頑張っても取って代われない、一人で勝ててしまう選手なんだ。グアルディオラ時代を除けば、全ての時代でバルセロナを救ってきただろう。彼は言うなれば、ケーキの上のイチゴのような存在なんだよ。デザートを食べる時に、それがなければ、物足りないような選手なのだよ」
退団通告から約1週間後となった現地時間9月2日には、メッシの代理人でもある父親のホルヘ氏が、バルセロナでジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と協議するも、互いの溝は埋まらず……。ホルヘ氏は記者団に「難しい」とだけ言い残している。
新天地候補には、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなどのメガクラブが挙げられているものの、違約金7億ユーロ(約875億円)という莫大な金額がかかるため、どのクラブとも具体的な話には至っていないと見られている。
まさに一挙手一投足に目を向けられているメッシに助言を送ったのが、元アルゼンチン代表監督のセサル・メノッティだ。地元のラジオ番組『Super Deportivo Radio』の取材で持論を語った。
かつて、粗暴なイメージのあったアルゼンチン代表に、美しく攻撃的なサッカーを浸透させ、1978年に母国で開催されたワールドカップでは、マリオ・ケンペスなどを擁したチームを率いて初優勝に導いた“賢人”は、バルセロナにおけるメッシの存在を独特な言い回しで説いている。
「レオ・メッシは、どれだけバルセロナの他の選手が頑張っても取って代われない、一人で勝ててしまう選手なんだ。グアルディオラ時代を除けば、全ての時代でバルセロナを救ってきただろう。彼は言うなれば、ケーキの上のイチゴのような存在なんだよ。デザートを食べる時に、それがなければ、物足りないような選手なのだよ」
さらに「グアルディオラの頭脳になれる」とメッシのシティ移籍に太鼓判を押したメノッティは、こう続けた。
「グアルディオラはメッシを必要としている。試合やトレーニングでペップは悩みを解決しきれていない。それはなぜか? メッシが欠けているからなんじゃないかね。とにかく今の問題の原因は知らないが、大きな驚きだよ。
バルセロナというオーケストラは、おそらくクーマンの下で、良い音色を奏でるようにはなるだろう。だが、メッシが抜ければ、最高のバイオリニストがいなくなるようなものだ。人々の記憶に残るかは分からない」
名伯楽言葉通り、メッシはシティのラストピースとなるのか。今後の動向に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部