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Jクラブ注目の昌平アタッカーコンビが自粛期間を経てスケールアップ!強豪相手に圧巻のプレーを連発

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年08月26日

弟の助けを借り、公園でひたすらシュート練習

昌平高の攻撃をリードする小見(11番)と須藤(10番)。Jスカウトも注目のふたりだ。写真:松尾祐希

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 簡単には止まりそうにはない。

 昨冬の高校サッカー選手権でベスト8に入った昌平が好調だ。ボランチでプレーするMF小川優介(3年)が技術と戦術眼を生かしたゲームメイクでチームを引っ張り、相方を務めるMF柴圭汰(3年)は黒子役として守備を引き締める。下級生の台頭も目覚ましく、昨冬の選手権3回戦・国学院久我山戦でアディショナルタイムに決勝弾を決めた篠田大輝(2年)は持ち前の身体能力を生かした突破力で存在感を発揮。1年生ではレギュラーポジションを掴みつつある荒井悠汰がトップ下で可能性を示しており、篠田の弟・篠田翼も抜群の攻撃センスで出場機会を増やしつつある。

 攻撃陣に役者が揃う今年の昌平。そんなアタッカー陣を語るうえで欠かせないのが、10番を背負うキャプテンの須藤直輝(3年)と小見洋太(3年)だ。

 前者は左サイドハーフ、後者は1トップの位置で攻撃を牽引。8月17日から19日まで行なわれた“RYUKEI CUP”では、このふたりが圧巻のパフォーマンスを見せた。

 18日の尚志戦では小見が前半だけでハットトリック。キープ力、裏への抜け出し、シュートバリエーション、決定力。ボールを受ければ、何かしてくれる。そんな期待感を漂わせながら、序盤から勇猛果敢にゴールへと迫った。

 とりわけ凄まじかったのは、ロブボールを最終ラインの背後で受け、1対1を制して奪った先制弾。そこに至るまでの駆け引きが巧みだった。

 浮き球に触るまではスピードを落とし、前に出た瞬間に一気に出力を高める。この緩急で相手は置き去りにされ、相手DFは付いていけなかった。

 試合後に本人に話を聞くと、計算通りのプレーだったと振り返る。

「浮き球に触るまではゆっくり動き、触った瞬間に加速することを意識していました。裏に抜けるだけではなく、今年はひと工夫を加えるプレーに重きを置いているので良かったです」

 168cmと小柄なほうだが、体格を補って余りある技術と得点感覚を持つ小見。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、3月から6月上旬まで全体練習ができなかったが、その期間のトレーニングが自身をさらに成長させた。小見は自らの武器をさらに磨くべく、近くの公園で自主練習を実施。中学3年生の弟の助けを借りながら、裏に抜けてからのシュートを徹底的にやり込んだ。来る日も来る日も公園に足を運び、毎日1時間。コーンやマーカーなどを使って、ひたすらシュートを打ったという。その成果が尚志戦のプレーにつながったと言えるだろう。
 
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