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「手放しで太鼓判は押せない」ブンデスで大ブレイクした4人の超逸材をスペイン人記者が分析【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年06月21日

190センチの長身とは思えない柔軟なテクニック

左上から時計まわりで、ハベルツ、ハーランド、デイビス、サンチョ。(C) Getty Images

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 他国の先陣を切って再開したメリットも追い風にして、ブンデスリーガの若手が注目を集めている。中でも、急速に知名度を高めているのがカイ・ハベルツ(レバークーゼン)、アーリング・ハーランド、ジェイドン・サンチョ(ともにボルシア・ドルトムント)、アルフォンソ・デイビス(バイエルン・ミュンヘン)の4人だ。

 ヘルムート・ハーラー、カール=ハインツ・シュネリンガー、ホルスト・シマニアクらを皮切りに、かつてドイツ人選手がセリエAに活躍の場を移すケースが後を絶たない時代があった。アルゼンチン代表と顔を合わせた1990年ワールドカップの決勝では、セリエAに所属している7人の選手がドイツ代表のメンバーに名を連ねた。しかし市場のグローバル化の流れと逆行するように、その数は急激に減少。経営を強化したバイエルンが国内市場を独占する状態が続いた。

 ドイツ・サッカーが輸出大国だった頃は、選手たちの知名度が高く、クオリティーも保証されていた。しかし活躍の場がブンデスリーガに限定される傾向にある昨今、バイエルン・も含めて、注目を集めている若手ですら“品質保証度”が全体的に低下してしまっている。
 
 前述した4選手についてもそれは同様だ。もちろんいずれも将来を有望視されている逸材であるが、現時点では国際レベルでの活躍は限られている。まだまだ成長段階にあり、実際にどこまでの選手になるかは未知数な部分が少なくない。

 ハベルツは190センチの長身とは思えない柔軟なテクニックの持ち主で、まるで軽業師のような器用なプレーを見せる。もちろんその高さはヘディングの強さに活かされている。ボールに触れば、プレーエリアを問わず、天性のセンスと正確な判断力を発揮。精度の高い左足のキックを武器にフィニッシュにも絡む。

 ボールを持つだけで、次にどんなプレーを見せてくれるのかと観る者に期待感を抱かせてくれる選手だが、反面その余裕溢れる振る舞いが、献身性やどん欲さが欠如している印象を助長させる要因にもなっている。まだ20歳。ベテラン選手のような悠々としたプレーに終始するのは早すぎる。ともあれこの一点を除けば、逸材中の逸材であるのは間違いない。
 
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