「無難なプレーしか見せていない」放出要員に挙がるバルサMFに残された時間は少ない【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年06月08日

現在のバルサで必要不可欠な戦力は3人のみ

トレード要員として名前が挙がるアルトゥール。本人は残留を望んでいるようだが……。(C) Getty Images

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 バルセロナでこの中断期間中にメディアを賑わせた選手のひとりがアルトゥールだ。むしろ平常時よりも話題に上る機会が増えていた感すらあり、当然ながらこれはプレイヤーにとっては歓迎すべきことではない。

 実際、シャビの後継者という触れ込みで約2年前に加入して以来、期待されたインパクトを放つことはできていない。あまりにも目立たないがゆえにピッチ上でプレーしていることを確認するのが難しい印象を与える試合も珍しくない。これでは他の多くのチームメイトがそうであるように、トレード要員の扱いを受けても致し方ない。

 現在のバルサで必要不可欠な戦力はリオネル・メッシ、フレンキー・デヨング、テア・シュテーゲンの3人のみ。クラブの金庫は枯渇し、今シーズンの決算において6月30日までに1億2400万ユーロ(約155億円)を選手の売却から捻出する必要があるが、まだその目標額の半分にも達していない。

 昨夏、同じような状況で手っ取り早くキャッシュを手にするために、ネトとの交換トレードでヤスパー・シレッセンをバレンシアに差し出すという“ウルトラC”を編み出したのは周知の通り。このままではアルトゥールがたとえば最近獲得候補として急浮上しているミラレム・ピャニッチ(ユベントス)の交換相手に選ばれてもまったく不思議ではない。
 
 いまバルサに君臨しているのはメッシとルイス・スアレス2選手。そこにテア・シュテーゲン、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケッツといった同じく重鎮が攻守両面でサポート役を果たしている。年々チームの高齢化が進行しているとはいえ、ここに実力派の新戦力が加われば、ラ・リーガを勝ち続けることもチャンピオンズ・リーグ(CL)を奪還することも決して不可能ではない。

 だからこそクラブは近年伝統のプレーモデルから多少乖離してでも、勝利を最優先するチーム作りを進めてきたが、監督の権限が弱く、会長への風当たりが強まっているのが現状で、リーダーシップが欠落している。これでは2014-15シーズンのCL制覇を境に、チームが弱体化しているのも必然の結果である。
 
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