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「我々は祝いたい」クロップ、リバプールの優勝パレード開催可否に言及!「クレイジーだと思われても…」

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年06月08日

アンフィールドでの優勝決定にも現実味

待ちに待ったリーグ再開、そして優勝の瞬間に向けてトレーニンググに参加しているクロップ。 (C)Getty Images

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 6月17日から再開予定のプレミアリーグは、すぐに首位リバプールの優勝が決まる可能性がある。21日の再開初戦は、エバートンとのマージーサイドダービーだ。

 悲願のタイトルが決まるかもしれないライバルとの大一番は、まだ開催地が決まっていない。ホームのエバートンの本拠地グディンソンパークで開催した場合、スタジアム周辺にファンが集まり、ソーシャルディスタンスが守られない恐れがあるからだ。リバプール市長のジョー・アンダーソン氏も以前に地元開催に難色を示していた。

 だが、英衛星放送『Sky Sports』によると、アンダーソン市長は『The Athletic』のインタビューで「4週間前より状況は良くなった。スタジアムの外や周辺に集まらない重要性を伝えられた」と、一転して開催に前向きな意思を表明した。

「クラブもやるべきことをしてくれ、集まってはいけないことをサポーターに伝えてくれた。だから、我々のクラブたちのホームグラウンドで試合が行われることに反対はしない」

 ただ、待ちに待ったトロフィーを手にしても、サポーターは本拠地アンフィールドでそれを祝うことができない。市内での優勝パレードも同様だ。

 ユルゲン・クロップ監督はドイツ衛星放送『Sky Germany』で「ずっと夢見てきたお祝いができないのだから良いことじゃない。まったく理解する。私も同じように感じているよ。スタジアムで自分たちだけ祝い、車で帰宅するだけなんて、理想的じゃない」と落胆を表している。

 そのうえで、リバプール指揮官は「変えられないことを騒いでどうする? 生活が普通に戻る日は訪れるんだ。そのときに、我々には祝いたいことを祝う権利がある」と、来シーズンの途中であっても、可能になった段階で優勝パレードを行えばいいと主張した。

「それが来シーズンの第12節、第13節であっても、我々は祝いたい。誰が止められる?そのときはまだ我々がトロフィーを持っていて、バスに乗って街中を周ることができる。ほかの人がクレイジーだと思っても、正直気にしないね。特別なお祝いであることは変わらないか?間違いない。違うものにはなるだろうが、時には違うのもいいものだ」

 リバプールが優勝すれば、1990年以来となる国内リーグ制覇であり、なによりもプレミアリーグ創設から初の戴冠となる。しかも、周知のように、2位に大差をつけての圧倒的なシーズンだった。

 指揮官が言うように、いつであっても、その偉業を最大限に祝う瞬間をファンは待ちわびている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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