「ゴール前では氷のように冷静で冷たく」(オシム)
代表チームにおける選手選考のポイントはどこにあるのか。FWに関しては、その時にクラブで結果を残している選手を使うべきだと主張するのが、元日本代表の福田正博だ。
「途端にコンディションが上がったり、下がったりするのがフォワードの特徴のひとつ。自分の場合、その波が下がった時に迎えたのが(アメリカ・)ワールドカップのアジア最終予選だった。クラブでの調子が悪いから自信を持てない。その状態でプレーしても結果が出ないことを当時の経験から自分は知っている。だから、結果を重視したほうがいいと思うわけだ」
FWにとって重要なのは、余裕、だという。
「フォワードは結果を出して自信を持てるようになる。自信は何かと言うと、ゴール前で点を取るために一番必要な要素。それが落ち着き、余裕なんだよね。(イビチャ・)オシムさんの言葉を借りれば、『ゴール前では氷のように冷静で冷たく』となる。そういう状態になるためには、結果を残すことで得られる余裕が必要なんだよね。だから日本代表の試合で使うべきフォワードは、コンディションの良い、結果を残している選手だと思っている」
「途端にコンディションが上がったり、下がったりするのがフォワードの特徴のひとつ。自分の場合、その波が下がった時に迎えたのが(アメリカ・)ワールドカップのアジア最終予選だった。クラブでの調子が悪いから自信を持てない。その状態でプレーしても結果が出ないことを当時の経験から自分は知っている。だから、結果を重視したほうがいいと思うわけだ」
FWにとって重要なのは、余裕、だという。
「フォワードは結果を出して自信を持てるようになる。自信は何かと言うと、ゴール前で点を取るために一番必要な要素。それが落ち着き、余裕なんだよね。(イビチャ・)オシムさんの言葉を借りれば、『ゴール前では氷のように冷静で冷たく』となる。そういう状態になるためには、結果を残すことで得られる余裕が必要なんだよね。だから日本代表の試合で使うべきフォワードは、コンディションの良い、結果を残している選手だと思っている」
新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされているカタール・ワールドカップのアジア予選。2次予選の残り4試合を今年の10月、11月に行なう方針になったが、臨機応変に対応すべき状況下で森保ジャパンはどんなチーム構成で臨むのか。練習時間が限られ、組織的な構築まで手が回らないようなら、頼るべきは個の力だろう。そうした考えを森保一監督が持っているなら、コンディションの善し悪しが選手選考で最重要なポイントになる可能性はある。
そうなれば、マジョルカで今や不可欠な存在となった久保建英が、このまま怪我もせず来季もピッチで存在感を示せば──。A代表戦でスタメンを張っても決して不思議はない。
構成●サッカーダイジェスト編集部
そうなれば、マジョルカで今や不可欠な存在となった久保建英が、このまま怪我もせず来季もピッチで存在感を示せば──。A代表戦でスタメンを張っても決して不思議はない。
構成●サッカーダイジェスト編集部