ノイアーが決断を急がなかったワケとは?
現地時間5月20日、ドイツ・ブンデスリーガの強豪バイエルン・ミュンヘンは、守護神マヌエル・ノイアーと2023年6月30日までの延長契約を締結したことを発表した。
現在34歳のノイアーは、2011年の夏にシャルケからバイエルンに移籍。そこから在籍9シーズンで通算375試合に出場し、前人未到のブンデスリーガ7連覇や2013年のチャンピオンズ・リーグ制覇など合計17個ものタイトル獲得に貢献。さらに個人としてもUEFAの最優秀GK賞を4度も手にするなど、名実ともに世界最高GKとしての声価を高めてきた。
ドイツの絶対王者に欠かせない存在となっていたノイアーは21年6月30日までとなっていた契約の延長交渉が難航。さらに本人が交渉の進捗状況をメディアにリークされたことに対して、バイエルン側への不信感を公言するなど、一部メディアではチェルシーの若手GKケパ・アリサバラガとトレードされるのではないかとも囁かれた。
去就に関する憶測が頻繁に飛び交うようになっていた中で、バイエルンとの契約延長にサインしたノイアーは、クラブの公式サイトで、「新型コロナウイルスのパンデミックが続き、ブンデスリーガを続けられるか、いつ再開できるのかが、誰一人として分からなかったから、決断を下したくはなかった」とコメントし、さらに自身の決断を急がなかったワケを説明した。
「GKコーチのトニ・タパロヴィッチと仕事を続けることが僕には重要だった。今、この問題は解決し、楽観的に将来を見据えることができている。このクラブに居心地の良さを感じているし、まるで家のような感じだ。バイエルンはヨーロッパサッカーにおけるトップクラブの一つだし、これからもそう在り続けるだろう」
現在34歳のノイアーは、2011年の夏にシャルケからバイエルンに移籍。そこから在籍9シーズンで通算375試合に出場し、前人未到のブンデスリーガ7連覇や2013年のチャンピオンズ・リーグ制覇など合計17個ものタイトル獲得に貢献。さらに個人としてもUEFAの最優秀GK賞を4度も手にするなど、名実ともに世界最高GKとしての声価を高めてきた。
ドイツの絶対王者に欠かせない存在となっていたノイアーは21年6月30日までとなっていた契約の延長交渉が難航。さらに本人が交渉の進捗状況をメディアにリークされたことに対して、バイエルン側への不信感を公言するなど、一部メディアではチェルシーの若手GKケパ・アリサバラガとトレードされるのではないかとも囁かれた。
去就に関する憶測が頻繁に飛び交うようになっていた中で、バイエルンとの契約延長にサインしたノイアーは、クラブの公式サイトで、「新型コロナウイルスのパンデミックが続き、ブンデスリーガを続けられるか、いつ再開できるのかが、誰一人として分からなかったから、決断を下したくはなかった」とコメントし、さらに自身の決断を急がなかったワケを説明した。
「GKコーチのトニ・タパロヴィッチと仕事を続けることが僕には重要だった。今、この問題は解決し、楽観的に将来を見据えることができている。このクラブに居心地の良さを感じているし、まるで家のような感じだ。バイエルンはヨーロッパサッカーにおけるトップクラブの一つだし、これからもそう在り続けるだろう」
この守護神の決断に偉大なるOBも感激している。元ドイツ代表GKで、今年1月からバイエルンの執行役員にもなっているオリバー・カーンは、ノイアーへの想いを語った。
「将来の成功のための大きな決断だ。マヌエル・ノイアーは我々のキャプテンであり、最も重要な柱の一つだった。彼はここ数年におけるドイツ・サッカー界を体現する存在であり、そんな彼とこの先も共に歩めることを幸せに思う。
マヌエルが置かれている状況を私はよく理解できる。彼にとっても非常に重要な自身のキャリアの現段階において、どの方向を見定めているかを我々は理解していた。だからこそ、この延長は強いシグナルになる」
バイエルンとの契約を延長したノイアーは、この先もドイツの絶対王者の大黒柱として君臨し続けそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部