• トップ
  • ニュース一覧
  • ドイツ人記者が選ぶブンデスリーガ過去20年のベスト11「唯一バイエルンでプレーしなかったのが…」【現地発】

ドイツ人記者が選ぶブンデスリーガ過去20年のベスト11「唯一バイエルンでプレーしなかったのが…」【現地発】

カテゴリ:ワールド

マルクス・バーク

2020年05月21日

議論の余地がないのは…

バーク記者が選んだブンデスリーガ過去20年のベスト11。(C) Getty Images

画像を見る

 まずGKはマヌエル・ノイアーかオリバー・カーンのどちらかだろう。両者ともワールドクラスであるのは間違いない。ただ、足下の技術に優れたモダンなGKの先駆けとなった点、そしていまだにトップクラスに君臨し続けている点を考慮し、前者を選んだ。フットワーク、反応の速さ、横っ飛びジャンプ、どれをとっても最高峰だ。

 議論の余地がないのが右SBだ。フィリップ・ラームはブンデスリーガ史上最高の右SBであるだけでなく、全世界を見渡してもトップ3に入るのではないだろうか。長年キャプテンとしてバイエルンをまとめ、数々のトロフィーを掲げた名手だ。

 CBはマッツ・フンメルスとルッシオのふたり。ドルトムントとバイエルンで計5回のリーグ制覇に貢献した前者は、抜群のデュエルの強さだけでなく、的確なビルドアップも一級品。とりわけアウトサイドでのパスは秀逸だ。レバークーゼンとバイエルンの最終ラインを支えた後者は、鋼のようなメンタルと攻撃参加した時の躍動感が特長だった。

 左SBは現バイエルンの選手だ。攻守両面の活躍を評価すれば、ダビド・アラバの選出に異論はないだろう。長年に渡ってハイパフォーマンスを維持している点も見逃せない。
 
 セントラルMFには、絶大な存在感でレバークーゼンとバイエルンを牽引したミヒャエル・バラック。2000年代前半を代表する“ブンデスの顔”と言っていいだろう。

 そのバラックの前で攻撃のタクトを振るうのがジエゴだ。とりわけブレーメン時代はその天才的なパスと卓越したテクニックでファンを魅了した。今回選んだベスト11の中で、唯一バイエルンでプレーしていない選手ということになる。

 サイドアタッカーは、右にアリエン・ロッベン、左にフランク・リベリの“ロベリー”コンビ以外に考えられない。両雄とも、テンポ、ドリブル、シュートテクニックと全てにおいて超一流で、10年に渡ってバイエルンで違いを作り続けた。とくに記憶に残っているのは、ロッベンが右サイドからカットインして、フェイントでマーカーを翻弄し、ファーサイドのゴール角にシュートを流し込むシーンだ。
 
【関連記事】
英熟練記者が選ぶプレミア過去20年のベスト11「C・ロナウドのパートナーに選んだのは――」【現地発】
スペイン人記者が選ぶラ・リーガ過去20年のベスト11「メッシ、C・ロナウドと3トップを組むのは…」【現地発】
現地識者が選ぶセリエA過去20年のベスト11「バロンドール受賞者3人が外れる豪華な顔ぶれ」
香川、内田、高原、長谷部…ブンデス1部でプレーした日本人選手の「リアル評」は? ドイツ人記者に訊く【現地発】
「さらに重要になる」「ほとんど何もできず」ブンデス再開マッチの日本人選手をアジア通記者が評価!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 完全保存版!
    11月9日発売
    ルヴァンカップ制覇!!
    名古屋グランパス
    クラブ一丸で成し遂げた
    万感の王座への帰還
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 新生ブルーズを大特集
    11月7日発売
    欧州最高のポテンシャル
    チェルシー
    超逸材とともに
    新生ブルーズの進撃始まる!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ