元日本代表、橋本英郎が選ぶ“日本サッカー10人の天才”!「小野、俊輔、久保の真のスゴさは…」

カテゴリ:Jリーグ

橋本英郎

2020年05月16日

アキに比べたら霞むだろうと思いきや

左から柿谷、宇佐美、小野、家長。橋本が「バケモンの天才」に挙げた4人だ。(C)SOCCER DIGEST

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 みなさん、こんにちは。

 今回はサッカーにおける「天才」について考えたいと思います。分かりやすくいろんなカテゴリーに分けて、それぞれで僕が体感した日本人選手の「天才」を選びました。

 ジャンルは「バケモンの天才」「心(メンタル)・技(テクニック)・体(フィジカル)の天才」「図抜けた将来性を持つ天才」です。各1~2名を独断と偏見で語らせてもらいます。

 まずは言葉では説明しきれない、「そんなの関係ねえ!」のバケモンの天才を4名紹介したいと思います。

 1人目は異論などまったくないでしょう、小野伸二選手です。

 僕にとっては同級生。高校生だった当時、その能力の高さについてたびたび噂を耳にしていました。一度だけU-18代表の合宿で一緒になりましたが、人数が多すぎて彼の天才ぶりを体感することはできず。ただ、高校生の頃から裏へのスルーパスはバックスピンがかかっていて、受け手が容易にトラップできるポールを蹴っていたそうです。

 あとは高3の大阪での国体ですかね。あの準決勝で、見事なループシュートまで決めています。住んでる次元が違いました。見えている世界が違うとは、まさに彼のことです。

 次に出会ったのが、ガンバ大阪ユースの後輩にあたる家長昭博選手です。彼はユースの頃からトップで練習していて、まるで物怖じする雰囲気もなく、(本人はそんなことはないと当時言っていましたが)貫禄たっぷりのプレーを高3で、プロ1年目で見せていました。

 圧巻だったのが、J1の2005年シーズン最終節(川崎フロンターレ戦)でPKを獲得したプレー。相手選手を完全に抜き去り、そこから無理せずエリア内でしっかりファウルを誘いました。「なんだこの若手は?!」と試合中に唸ったのを覚えています。30代に入っても成長を続け、JリーグのMVPまで獲ってしまうんですから、ホンモノの天才です。

 
 さすがにアキ(家長の愛称)と比べたら霞むだろうと思って接して、度肝を抜かれたのが宇佐美貴史選手。彼もガンバユースの後輩になります。

 家長昭博を観てきて、「俺は目が肥えてるぞ!」と思って若い頃の彼を観察しましたが、ドリブルの切れ、なによりシュート技術の高さは高校生のそれではありませんでした。しかも両足でコンパクトな振りから強烈なシュートが撃てる。さらに、インサイドキックでゴールに流し込む判断もできる。なんだ、この高校生は……ですよ、ホントに。技術レベルとプレー速度には何度もビックリさせられました。

 最後は、柿谷曜一郎選手。彼の変態トラップは観るだけで「お金払います?!」のレベルです。

 自分の好きなようにボールを扱い、また自分の身体も自由に使いこなします。しなやかな動き、スピード、体力もあり、それでいて高次元のサッカー脳も持ち合わせている。文句なしの天才ですね、はい。

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