橋本英郎が選ぶJ歴代ベスト11「対戦したから分かる“衝撃を受けた11人”! すべてで圧倒されたのは…」

カテゴリ:Jリーグ

橋本英郎

2020年05月11日

福西さんは“やらしく”光っていました

赤く囲っているのが「MY BEST PLAYER」。橋本は「キャプテン兼務」で同級生の小笠原氏を選んだ。(C)SOCCER DIGEST

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 今回は僕が実際に対戦した経験から、Jリーグの歴代ベストイレブンを絞り込んでみたいと思います。新旧のチームメイトはすべて対象外にして、日本代表でも「一緒にプレーしていない選手」を選出条件にしました。

 フォーメーションは3-5-2です。

 まず、ゴールキーパーは東口順昭選手です。これまでいろんなキーパーと対戦したり観たりしてきましたが、入ったと思ったシュートをかなりの確率で止めていますよね。僕自身も「これは行った!」と思ったシュートをキャッチされて……、あれは衝撃でした。ガンバが勝利を掴めるのは、彼が堅実なセービングを披露しているからだと思います。

 ディフェンスラインは、3枚。右から大岩剛さん、イリヤン・ストヤノフさん、そして松田直樹さんの並びです。

 大岩さんは、グランパスの時に対戦した際の印象が強い。まさに「ゴールを守る壁がいる!」って感じたのが衝撃的でした。「これがプロのセンターバックなのか」と実感した存在でもあります。

 攻撃にアクセントを付けられるリベロの名手がストヤノフさん。ジェフとの試合で、最終ラインからの持ち上がりでスルーパスを出され、失点したのを鮮明に覚えています。2005年シーズンのホーム最終戦(ガンバが1-2でジェフに敗れた)です。優勝争いをしている最中、ビックリするようなパスを通されました。

 松田さんも大岩さんと同じく、「壁」と感じた選手。ガンバが強くなかった頃に「マリノスとは『格が違う』」と言われた記事を見て悔しく感じたのと同時に、正直そうだなぁとも思いました。そこからなんとか、マリノスに勝てるチームになりたいと頑張ったのを覚えています。

 
 5人の中盤は、右に山田暢久さん、左に三都主アレサンドロさん、2ボランチに福西崇史さんと山田卓也さん、そしてトップ下が小笠原満男さんです。

 山田暢さんは、文字通りのオールマイティー・プレーヤーで、自分が苦手とする超人的な身体能力の持ち主でした。対戦していてもカバーリングの速さや読み、技術とすべてで上回られている感覚がありました。

 それは、山田卓さんも同じ。ヴェルディが安定している時は、たいてい山田さんが局面、局面で顔を出してきて、突破できなかったのをよく覚えています。福西さんは、さばき役のボランチのようで、実は攻撃参加した時の破壊力が凄まじい。「攻撃に来てる!」と分かっていても止められなかったことをすごく覚えています。強かったジュビロでは他の選手がより目立っていましたが、ポイント、ポイントでは“やらしく”光っていました。
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