故郷のバーリもカッサーノにアプローチを。
【チェルシー】ヴォルフスブルクがシュールレ獲得をプッシュ
すでにお伝えした通り、ヴォルフスブルクはドイツ代表FWアンドレ・シュールレ獲得に向けて、チェルシーに3000万ユーロ(約42億円)の移籍金をオファーしている。
ここまで出場機会が限られているシュールレ自身も移籍に前向きで、チェルシーにヴォルフスブルク行きを直訴している状況だ。
しかしチェルシーは、同じポジションのエジプト代表モハメド・サラーも放出濃厚という事情もあって、まず後釜を見つけることを優先したい意向。残り1週間を切った移籍期間の中で今後の動きが注目される。
【インテル】ムリージョの1月獲得を試みる
既報の通りコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョ(グラナダ)の獲得に乗り出しているインテルは、すでに今シーズン終了後の移籍について、移籍金900万ユーロ(約12億6000万円)+ボーナスという条件で合意に達した模様。現在はそれをベースにして、移籍を1月に早められないかどうかという交渉に入っている。
1月27日には7月からの移籍契約書にサインするための会談が予定されているが、その席上でグラナダから最終的な返事を受け取る見通しだ。
【パルマ】カッサーノが合意の上で契約を解消
パルマは1月26日、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノとの契約を解消したことを発表した。
カッサーノはこの前日、未払いの給与6か月分の支払いを求める法的手続きを取っていたが、これを受けたクラブとの間で契約解消という形で合意を見出した格好。
カッサーノには中東のクラブからオファーが舞い込んでいる一方、故郷のクラブであるバーリ(セリエB)のパパレスタ会長も獲得に向けたアプローチを始めている模様だ。
【ローマ】バルセロナ育ちの18歳MFペピン(マラガ)を獲得
ローマは、バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ち、現在はマラガのフベニール(U-19)でプレーする96年生まれのMFホセ・マチン、通称ペピンの獲得を決めた。
ペピンはトゥーレ・ヤヤを彷彿させる大型のボックス・トゥ・ボックス型のMF。今シーズン末で契約が切れることもあり、アトレティコ・マドリーをはじめ複数のクラブが興味を示してきたが、ワルテル・サバティーニSDの積極的なアプローチを受けたマラガは、ローマへの移籍容認に踏み切った。移籍金は35万ユーロ(約4900万円)の育成費用のみとなる。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
すでにお伝えした通り、ヴォルフスブルクはドイツ代表FWアンドレ・シュールレ獲得に向けて、チェルシーに3000万ユーロ(約42億円)の移籍金をオファーしている。
ここまで出場機会が限られているシュールレ自身も移籍に前向きで、チェルシーにヴォルフスブルク行きを直訴している状況だ。
しかしチェルシーは、同じポジションのエジプト代表モハメド・サラーも放出濃厚という事情もあって、まず後釜を見つけることを優先したい意向。残り1週間を切った移籍期間の中で今後の動きが注目される。
【インテル】ムリージョの1月獲得を試みる
既報の通りコロンビア代表DFジェイソン・ムリージョ(グラナダ)の獲得に乗り出しているインテルは、すでに今シーズン終了後の移籍について、移籍金900万ユーロ(約12億6000万円)+ボーナスという条件で合意に達した模様。現在はそれをベースにして、移籍を1月に早められないかどうかという交渉に入っている。
1月27日には7月からの移籍契約書にサインするための会談が予定されているが、その席上でグラナダから最終的な返事を受け取る見通しだ。
【パルマ】カッサーノが合意の上で契約を解消
パルマは1月26日、元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノとの契約を解消したことを発表した。
カッサーノはこの前日、未払いの給与6か月分の支払いを求める法的手続きを取っていたが、これを受けたクラブとの間で契約解消という形で合意を見出した格好。
カッサーノには中東のクラブからオファーが舞い込んでいる一方、故郷のクラブであるバーリ(セリエB)のパパレスタ会長も獲得に向けたアプローチを始めている模様だ。
【ローマ】バルセロナ育ちの18歳MFペピン(マラガ)を獲得
ローマは、バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ち、現在はマラガのフベニール(U-19)でプレーする96年生まれのMFホセ・マチン、通称ペピンの獲得を決めた。
ペピンはトゥーレ・ヤヤを彷彿させる大型のボックス・トゥ・ボックス型のMF。今シーズン末で契約が切れることもあり、アトレティコ・マドリーをはじめ複数のクラブが興味を示してきたが、ワルテル・サバティーニSDの積極的なアプローチを受けたマラガは、ローマへの移籍容認に踏み切った。移籍金は35万ユーロ(約4900万円)の育成費用のみとなる。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)