早生まれの7選手が3月に高校を卒業

桐光学園高からC大阪へ進んだ西川(左)。高卒1年目ながら重要な戦力となりつつある。ⒸGetty Images

スイスのFCシオンでプレーする若月は、U-17W出場組で唯一の“海外組”だ。ⒸGetty Images
2019年の10月から11月にかけて行なわれたU-17ワールドカップ・ブラジル大会から約半年が経過した。日本はその大会のグループリーグ第1節で、優勝候補と目されていたオランダを撃破。続くアメリカ戦は引き分け、3節でセネガルに辛勝し、グループを首位通過した。
決勝トーナメントの初戦で、後に決勝まで駒を進めたメキシコに敗れたとはいえ、若き日本代表の堂々とした戦いぶりは、日本サッカー界の未来を明るく照らしていた。
ここでは高3次に同大会に出場し、4月から新生活をスタートさせた2002年1月~3月生まれの7選手の今を追う。
半田 陸(山形ユース→山形)
CBやSBを務めるこの世代のキャプテンは、高校時から所属する山形で能力を磨いている。昨季の3月にプロ契約済で、今季はプロ2年目。その守備のユーティリティ性でスタメン奪取を狙う。
畑 大雅(市立船橋高→湘南)
爆発的なスピードが魅力の右サイドのスペシャリストは、名門・市立船橋高から湘南へ。高3次の冬の選手権では大きな期待を掛けられながらも1回戦敗退。その悔しさを晴らすべく、プロの舞台で輝きたい。
藤田譲瑠チマ(東京Vユース→東京V)
ナイジェリア人の父を持ち、抜群の身体能力を武器に中盤に加えてSBにも対応する。2種登録の昨季にJデビュー済で、18歳ながら今季の開幕スタメンを勝ち取り、フル出場を果たした。
決勝トーナメントの初戦で、後に決勝まで駒を進めたメキシコに敗れたとはいえ、若き日本代表の堂々とした戦いぶりは、日本サッカー界の未来を明るく照らしていた。
ここでは高3次に同大会に出場し、4月から新生活をスタートさせた2002年1月~3月生まれの7選手の今を追う。
半田 陸(山形ユース→山形)
CBやSBを務めるこの世代のキャプテンは、高校時から所属する山形で能力を磨いている。昨季の3月にプロ契約済で、今季はプロ2年目。その守備のユーティリティ性でスタメン奪取を狙う。
畑 大雅(市立船橋高→湘南)
爆発的なスピードが魅力の右サイドのスペシャリストは、名門・市立船橋高から湘南へ。高3次の冬の選手権では大きな期待を掛けられながらも1回戦敗退。その悔しさを晴らすべく、プロの舞台で輝きたい。
藤田譲瑠チマ(東京Vユース→東京V)
ナイジェリア人の父を持ち、抜群の身体能力を武器に中盤に加えてSBにも対応する。2種登録の昨季にJデビュー済で、18歳ながら今季の開幕スタメンを勝ち取り、フル出場を果たした。
若月大和(桐生一高→湘南→FCシオン/スイス)
U-17ワールドカップ初戦のオランダ戦で2ゴールを挙げ、その名を世界に轟かせたスピードスターだ。今季から湘南でプレーする予定だったが、1月にスイスのFCシオンへと期限付き移籍。海外で研鑽を積んでいる。
西川 潤(桐光学園高→C大阪)
この世代のエースで、バルセロナからの関心も噂された逸材は、昨年のU-20ワールドカップにも飛び級で出場した。選手層の厚いC大阪でのレギュラー確保は簡単ではないが、開幕戦でベンチ入りするなど、指揮官からの評価は高い。
村上陽介(大宮U-18→明治大)
184センチの恵まれた体格を活かしたエアバトルが魅力で、高校時代に主将を務めるなど、キャプテンシーも兼備。さらにはビルドアップでも貢献できるハイスペックCBだ。昨年、大学三冠を達成した明治大のレベルは高いが、1年目から試合に絡む可能性も。
山内 翔(神戸U-18→筑波大)
村上と同様にユース時代にキャプテンを経験し、U-15から各年代の代表に名を連ねる確かな技術と戦術眼を持つ司令塔タイプのMF。多くのプロを輩出する筑波大でさらなる成長を期す。
なお現在、高3ながら鈴木海音は磐田、唐山翔自はG大阪、野澤大志ブランドンはFC東京で“飛び級”のプロ契約を結んでいる。
構成●サッカーダイジェスト編集部