神妙な面持ちでおよそ30秒間
大バッシングを浴びているデリ・アリが、あらためて謝罪に及んだ。
事の発端は、土曜日にイングランド代表MFがSNSアプリ「スナップショット」で友人グループのアカウントに送信したムービーだった。アリはプレミアリーグの冬期休暇を利用してUAEのドバイへ小旅行に向かう途上で、ロンドン・ヒースロー空港のラウンジにいた。当然、新型コロナウイルスは英国でも脅威となっており、空港内ではアリ自身も黒い巨大なマスクを着用して、予防に余念がない様子だ。
やがて彼は「コロナだぁぁぁぁぁ。音を上げてよく聞いてね」と呟き、後方に座っていた東アジア人らしき人物をカメラで撮影。カメラでズームアップしたのち、近くのテーブルの上に置かれた携帯用の消毒液を映して、「ウイルスが俺をキャッチしたいなら、もっと素早く動かなきゃだな」と冗談っぽく言い放った。あたかもその人物がウイルス感染者であるかのように扱ったのだ。
欧米では現在、中国人をはじめとする東アジア人への人種差別や偏見が社会問題化している。新型コロナウイルスの発信源は中国・武漢で、いまや全世界で感染者は4万人を超え、死者は900人に達した。東アジア人に対する風当たりは日増しに強くなっており、英国内ではマスクを付けていただけで中国系の少女がクラスメイトから暴力と暴言を受けるなど、人種差別的な事例が毎日のように報告されている。
そんななかで起こった、アリの軽率な行動。中国サイドからの反発は凄まじく、大半の英メディアでさえ「あるまじき愚行」と断罪した。アリはすぐさま「スナップチャットに掲載した動画に対して深く後悔している。明白に侮辱にあたるものだと分かり、すぐに削除した」と綴り、「意図したものとは違う。侮辱だと感じたすべての方々に、心からの誠実な謝罪を示したい」と想いを伝えたが、大炎上は収まらない。
事の発端は、土曜日にイングランド代表MFがSNSアプリ「スナップショット」で友人グループのアカウントに送信したムービーだった。アリはプレミアリーグの冬期休暇を利用してUAEのドバイへ小旅行に向かう途上で、ロンドン・ヒースロー空港のラウンジにいた。当然、新型コロナウイルスは英国でも脅威となっており、空港内ではアリ自身も黒い巨大なマスクを着用して、予防に余念がない様子だ。
やがて彼は「コロナだぁぁぁぁぁ。音を上げてよく聞いてね」と呟き、後方に座っていた東アジア人らしき人物をカメラで撮影。カメラでズームアップしたのち、近くのテーブルの上に置かれた携帯用の消毒液を映して、「ウイルスが俺をキャッチしたいなら、もっと素早く動かなきゃだな」と冗談っぽく言い放った。あたかもその人物がウイルス感染者であるかのように扱ったのだ。
欧米では現在、中国人をはじめとする東アジア人への人種差別や偏見が社会問題化している。新型コロナウイルスの発信源は中国・武漢で、いまや全世界で感染者は4万人を超え、死者は900人に達した。東アジア人に対する風当たりは日増しに強くなっており、英国内ではマスクを付けていただけで中国系の少女がクラスメイトから暴力と暴言を受けるなど、人種差別的な事例が毎日のように報告されている。
そんななかで起こった、アリの軽率な行動。中国サイドからの反発は凄まじく、大半の英メディアでさえ「あるまじき愚行」と断罪した。アリはすぐさま「スナップチャットに掲載した動画に対して深く後悔している。明白に侮辱にあたるものだと分かり、すぐに削除した」と綴り、「意図したものとは違う。侮辱だと感じたすべての方々に、心からの誠実な謝罪を示したい」と想いを伝えたが、大炎上は収まらない。
そこで今度は、ツイッターの中国版である「ウェイボー」に中国語の字幕を付けたメッセージ動画を投稿した。これが賛否両論、ふたたび話題をさらっているのだ。
バカンス先のドバイで、アリ自身が自撮りした30秒ほどの映像。さすがに神妙な面持ちだが、黒いキャップをかぶったままで、視線はあっちを見たりこっちを見たり。「やあ、みんな、デリだよ」と普段の口ぶりで話し出し、次のように続けた。
「昨日僕がスナップチャットに投稿した動画について、ちゃんと謝罪させてほしい。笑い話にするべきことではなく、すぐに事態を理解し、削除することを決めたよ。自分自身とクラブ(トッテナム・ホットスパー)をも貶める結果となってしまった。ジョークにすべきことではなかったし、みんなに僕のことをそういう人間だという印象を持ってほしくない。中国のすべての人びとに僕の愛と、想いと、祈りを送りたい」
バカンス先のドバイで、アリ自身が自撮りした30秒ほどの映像。さすがに神妙な面持ちだが、黒いキャップをかぶったままで、視線はあっちを見たりこっちを見たり。「やあ、みんな、デリだよ」と普段の口ぶりで話し出し、次のように続けた。
「昨日僕がスナップチャットに投稿した動画について、ちゃんと謝罪させてほしい。笑い話にするべきことではなく、すぐに事態を理解し、削除することを決めたよ。自分自身とクラブ(トッテナム・ホットスパー)をも貶める結果となってしまった。ジョークにすべきことではなかったし、みんなに僕のことをそういう人間だという印象を持ってほしくない。中国のすべての人びとに僕の愛と、想いと、祈りを送りたい」