• トップ
  • ニュース一覧
  • 「ポスト大迫」候補へ!ついに覚醒した”パワフルストライカー”一美和成に注目したい理由

「ポスト大迫」候補へ!ついに覚醒した”パワフルストライカー”一美和成に注目したい理由

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年12月28日

「でもFWはやっぱり結果を出してなんぼ」

U-22代表初招集の一美。熾烈なポジション争いに割って入れるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 U-22日本代表が12月28日、トランスコスモススタジアム長崎でキリンチャレンジカップのジャマイカ戦に臨む。

 来年7月の東京五輪に向けた年内最後の活動で、貴重なテストマッチ。そんな一戦で注目したいのが、初招集のFW一美和成だ。

 なんといっても見逃せないのが、その決定力。今季在籍した京都では、J2リーグ36試合に出場して17得点を挙げている。トップカテゴリーではないとはいえ、東京五輪世代ではこの1年で最も得点したプロ選手である。

 U-22代表に選ばれるのも必然だっただろう。一美もこの1年で大きく自信をつけたのは間違いない。実際に「ガンバの時と比べて17得点できた。ゴールに対する執着の部分は伸びたところだと思います。短い時間でも試合に出たら得点できる、そういう感覚は成長したところです」と語っている。

 そうしたストライカーとして嗅覚とともに飛躍的に進化したのが、ポストワークだ。強靭な足腰を活かして背後の相手をブロックし、懐にきっちりと収める――その力強く柔軟な一連のプレーは、日本代表の大迫勇也を連想させる。

 もちろんプレー一つひとつの質を見れば及ばないところはあるものの、「ポスト大迫」と騒がれて久しい日本の苦しいFW事情を変えてくれるのではないか、と期待させてくれるのだ。
 
「まずは結果。そこが一番求められていると思います。あと自分の中でもポストプレーは自信があるところ。京都でやっている部分ではありますし、出していけたらいいなと思います」

 一美はジャマイカ戦に向けてそう意気込むが、進境著しいストライカーのポテンシャルを測るうえで、まさに、このジャマイカ戦は打ってつけだ。

 鋭い抜け出しが光る上田綺世、万能型の小川航基、スピードスター前田大然が居並ぶこの世代のCF争いに割って入れるかは、このジャマイカ戦でのアピール次第と言っても過言ではない。ひいては、その後の日本代表にもつながってくるというのは、決して大袈裟ではない。

「やっぱり激戦区だと思います。でもFWはやっぱり結果を出してなんぼなので、その点では入れ替わりが激しい部分もある。結果で証明できればと思います」

 世代のトップランナーに躍り出て、ゆくゆくは“ポスト大迫”に名乗りを上げる。そんな青写真を描くなら、ジャマイカ戦は一美のキャリアにとって大きなターニングポイントになってもおかしくはない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

【代表PHOTO】満面の笑顔を見せたのは…!?闘志を燃やすU-22代表戦士たち!
 
【関連記事】
【U-22代表|ジャマイカ戦のスタメン予想】前線トライアングルは、安部、前田、旗手か。ウイングバックは新顔ふたりが有力
【セルジオ越後】2チームの監督“兼任”はもう限界に達している。先延ばしせず“決断”すべき!
【セルジオ越後】日本人はビッグクラブでことごとく通用しなかった。リバプールの南野には…
U-23日本代表が3月にアフリカ勢と2連戦! 国際Aマッチ期間中のため久保、堂安、冨安らも招集か
【U-22日本代表】「まだまだ全然足りない」…森保監督が語ったジャマイカ戦のテーマは

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ