香港戦当日に、大阪体育大のインカレ初戦が
E-1選手権のメンバーで唯一、大学のサッカー部に所属するのが、大阪体育大の田中駿汰だ。そんな現役大学生のA代表デビューが近づいている。1戦目の中国戦から大幅なターンオーバーを図ると予想される2戦目の香港戦で先発起用の可能性が浮上しているのだ。
大学生活最後の大舞台である全日本大学サッカー選手権(インカレ)への出場を蹴って、E-1選手権への参加を決めた。それだけに、今大会に懸ける想いは相当なものがある。
「僕も試合で結果を残せれば、向こうの準々決勝にもつながると思う。みんなの刺激になればいいかなと」
田中が出場するであろう第2戦の香港戦が行なわれる12月14日、その試合よりも先に、インカレでは2回戦から出場する大阪体育大が、初戦のIPU・環太平洋大戦に臨む。
大一番に意気込んでいる理由は、「しっかり向こうに勝ってもらいたい」と、残してきた仲間の刺激になりたいという、強い想いである。
大学生活最後の大舞台である全日本大学サッカー選手権(インカレ)への出場を蹴って、E-1選手権への参加を決めた。それだけに、今大会に懸ける想いは相当なものがある。
「僕も試合で結果を残せれば、向こうの準々決勝にもつながると思う。みんなの刺激になればいいかなと」
田中が出場するであろう第2戦の香港戦が行なわれる12月14日、その試合よりも先に、インカレでは2回戦から出場する大阪体育大が、初戦のIPU・環太平洋大戦に臨む。
大一番に意気込んでいる理由は、「しっかり向こうに勝ってもらいたい」と、残してきた仲間の刺激になりたいという、強い想いである。
香港戦では3バックの中央を任される見込みだ。「3バックの真ん中はやったことがない」というが、「4バックの真ん中と感覚的には変わらない。その時の良い感覚を持ちながらやりたい」と自信をうかがわせている。
冷静なパス捌きが持ち味の田中に求められるのは、ビルドアップとフィード。ボールを握る時間が多くなるはずの香港戦では最終ラインからの組み立てがひとつの鍵になる。
「ボランチがしっかり組み立てられればいいですけど、ボランチに相手が厳しく来た時には、後ろの3バックがしっかりクサビのパスを入れたりする必要がある。ボランチ頼りにならず、僕らがしっかり縦パスを入れられたら、攻撃のパターンは増えてくるので、そこは意識してやりたい」
A代表デビューの現役大学生が、攻撃の起点になり勝利に貢献――。そんな吉報を届けられるか。田中のパフォーマンスに期待したい。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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