現地時間12月11日、チャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ最終節（A組～D組）が行なわれた。

　マンチェスター・シティが早々にグループステージ突破を決めたグループCでは、敵地でシャフタールを３-０で下したアタランタが、もう１枠を確保。初出場のイタリアの雄は、３連敗でスタートし、４節終了時点でわずか１ポイントだったにもかかわらず、驚異の巻き返しで決勝トーナメントへの切符を手にしている。

　勝たなければ敗退の可能性があるD組のアトレティコ・マドリーは、ホームでロコモティブ・モスクワと対戦。開始１分に獲得したPKはトリッピアーが失敗したものの、15分にハンドで再びPKのチャンスを得ると、今度はジョアン・フェリックスが決めて先制に成功する。後半にはショートコーナーからフェリペが見事なボレーを突き刺し、追加点を奪取。２－０で凱歌を上げ、ユベントスに続く２位通過を決めた。

　すでにグループステージ敗退が決まっている長友佑都所属のガラタサライは、ヨーロッパリーグ（EL）に回れる３位を目指してパリ・サンジェルマンと対戦。33分にエムバペのドリブルからイカルディに決められリードを許すと、その後もネイマールやエムバペにいいようにやられて０-５の大敗。最下位で欧州での戦いを終えた。

　11日に行なわれたCL８試合の結果は以下の通り。※左側がホームチーム。（　）内は勝点。

【グループA】
パリSG（16）　５－０　ガラタサライ（２）
クラブ・ブルージュ（３）　１－３　レアル・マドリー（11）
パリSGが１位、マドリーが２位でラウンド・オブ16へ進出、３位のクラブ・ブルージュがELの32強へ。

【グループB】
オリンピアコス（４）　１－０　レッドスター（３）　
バイエルン（18）　３―１　トッテナム（10）
バイエルンが１位、トッテナムが２位でラウンド・オブ16へ進出、３位のオリンピアコスがELの32強へ。

【グループC】
シャフタール（６）　０―３　アタランタ（７）
ディナモ・ザグレブ（５）　１―４　マンチェスター・シティ（14）
マンチェスター・Cが１位、アタランタが２位でラウンド・オブ16へ進出、３位のシャフタールがELの32強へ。

【グループD】
レバークーゼン（６）　０―１　ユベントス（16）
アトレティコ・マドリー（10）　２―０　ロコモティフ・モスクワ（３）
ユベントスが１位、アトレティコが２位でラウンド・オブ16へ進出、３位のレバークーゼンがELの32強へ。
 

　ノックアウト・ラウンドに勝ち進んだ16チームは以下の通り。スペイン勢とイングランド勢は全４チームがグループステージを突破。そのほか、イタリア勢とドイツ勢がともに３チーム、フランス勢が２チームという顔ぶれとなった。なお、ラウンド・オブ16のドローは12月16日に開催される。

バルセロナ（１位）
バレンシア（１位）
レアル・マドリー（２位）
アトレティコ・マドリー（２位）

リバプール（１位）
マンチェスター・シティ（１位）
チェルシー（２位）
トッテナム（２位）

ユベントス（１位）
ナポリ（２位）
アタランタ（２位）

バイエルン（１位）
RBライプツィヒ（１位）
ドルトムント（２位）

パリ・サンジェルマン（１位）
リヨン（２位）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部