長谷部も驚嘆する鎌田の変貌ぶり
目下、フランクフルトでブレイク中なのが鎌田大地だ。トップ下の定位置をがっちり確保し、いまやチームに不可欠な存在となっている。
2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに加入した鎌田は当初、出場機会をほとんど与えられなかった。そのため、翌2018-19シーズンはプレーできる環境を求め、ベルギーのシント=トロイデンへの移籍を決断。ここで16ゴール・9アシストという記録を残した。
1年の武者修行を終えてチームに戻ってきた鎌田を、同僚の長谷部誠は「別人のよう」と評していた。指揮官のアディ・ヒュッターも、「自信を持ち、生まれ変わった。彼のことを頼りにしている」とプレシーズンから信頼を寄せ、実際、アタッカー陣の主力のひとりとして重用されている。
とりわけ、鮮烈な印象を残したのが、ヨーロッパリーグのアーセナル戦だ。敵地で2ゴールを奪い、強豪撃破の立役者となったのだ。
現地メディア『FUSS BALL.news』のクリストファー・ミハイル記者が、「カマダのブレイクスルーはアーセナル戦だ。栄光の瞬間だった」と綴ったように、この活躍で鎌田の名がヨーロッパ中に広まったのは間違いない。
大先輩の長谷部も、その急成長ぶりに目を細める。
「本当に驚いた。あのアーセナルから、(敵地の)ロンドンで2ゴールを奪う活躍とは。ただ、彼は今とても自信に満ちている。トレーニングしていても、それを感じる」
2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに加入した鎌田は当初、出場機会をほとんど与えられなかった。そのため、翌2018-19シーズンはプレーできる環境を求め、ベルギーのシント=トロイデンへの移籍を決断。ここで16ゴール・9アシストという記録を残した。
1年の武者修行を終えてチームに戻ってきた鎌田を、同僚の長谷部誠は「別人のよう」と評していた。指揮官のアディ・ヒュッターも、「自信を持ち、生まれ変わった。彼のことを頼りにしている」とプレシーズンから信頼を寄せ、実際、アタッカー陣の主力のひとりとして重用されている。
とりわけ、鮮烈な印象を残したのが、ヨーロッパリーグのアーセナル戦だ。敵地で2ゴールを奪い、強豪撃破の立役者となったのだ。
現地メディア『FUSS BALL.news』のクリストファー・ミハイル記者が、「カマダのブレイクスルーはアーセナル戦だ。栄光の瞬間だった」と綴ったように、この活躍で鎌田の名がヨーロッパ中に広まったのは間違いない。
大先輩の長谷部も、その急成長ぶりに目を細める。
「本当に驚いた。あのアーセナルから、(敵地の)ロンドンで2ゴールを奪う活躍とは。ただ、彼は今とても自信に満ちている。トレーニングしていても、それを感じる」
加入1年目は燻っていた23歳のアタッカーが、今シーズンに飛躍できた理由について、長谷部はこう語った。
「移籍した直後、わずかな、ひと掴みのプレーヤーはすぐに活躍ができる。だけど、それ以外のプレーヤーには時間が必要になることがほとんどだと思う。大地をみていると、大切なのは、忍耐なんだなと思う。(最初は)フランクフルトではチャンスがなかったけれど、グッと我慢して、ベルギーで多くのゴールを決めて、自信を付けて帰ってきた。それが今の成功に繋がっていると、強く感じる」
ここまで鎌田は公式戦26試合に出場し、3ゴール・6アシストという結果を残している。惜しむらくは、ブンデスリーガ初得点がなかなか取れないことだ。先日のヘルタ・ベルリン戦でもネットを揺らしたものの、VARによって直前のファウルが発覚し、ゴールが取り消されてしまった。
だが、勢いに乗っているいまの鎌田なら、それも時間の問題だろう。15日のシャルケ戦で待望のブンデス初ゴールが生まれるか。注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部