ELでの初ゴールを決めた鎌田に称賛
現地時間11月28日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第5節が行なわれた。長谷部誠、鎌田大地が先発したフランクフルトは、アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムで堂々たる戦いぶりをみせ、2-1で勝利した。
勝利の立役者となったのは、鎌田だ。フランクフルトは前半アディショナルタイムに失点したが、後半にこの日本代表アタッカーが2ゴールを叩き込んで逆転に成功した。
55分にはスローインからのボールを自ら中央にカットインしながら持ち込み、左足で鋭いシュートを放って、ゴールネットを揺らした。その9分後には、セットプレーのこぼれ球をボックス外で冷静にキープすると、今度は右足でグラウンダーのシュートを蹴り込んでいる。
昨季はベルギーのシント=トロイデン(STVV)で公式戦36試合で16ゴール・9アシストという記録を残していた鎌田だが、フランクフルトにレンタルバックされた今季は、これまでポカールでの1ゴールのみという寂しい結果だった。
しかし、プレミアリーグの強豪を相手にした大一番で、ELでの初得点を含む2ゴールを挙げる大活躍。事前の予想では不利も伝えられていた敵地での試合で、勝利の味をもたらした日本代表MFに、現地メディアも絶賛の嵐だ。
現地紙『BILD』は「キング・カマダ」と銘打ち、その活躍を称えた。
「フランクフルトにとっての”危機”はこれで終わった。彼らは自力でEL決勝トーナメント進出に名乗りを挙げ、最終節で勝利すれば進出が決まるところまでこぎつけた。
この勝利の中心にいたのは、主人公のダイチ・カマダだ。彼はわずか9分の間に2つもゴールを決めた! 8月中旬以来のゴールが、チームを疑いようのない勝利に導いた」
勝利の立役者となったのは、鎌田だ。フランクフルトは前半アディショナルタイムに失点したが、後半にこの日本代表アタッカーが2ゴールを叩き込んで逆転に成功した。
55分にはスローインからのボールを自ら中央にカットインしながら持ち込み、左足で鋭いシュートを放って、ゴールネットを揺らした。その9分後には、セットプレーのこぼれ球をボックス外で冷静にキープすると、今度は右足でグラウンダーのシュートを蹴り込んでいる。
昨季はベルギーのシント=トロイデン(STVV)で公式戦36試合で16ゴール・9アシストという記録を残していた鎌田だが、フランクフルトにレンタルバックされた今季は、これまでポカールでの1ゴールのみという寂しい結果だった。
しかし、プレミアリーグの強豪を相手にした大一番で、ELでの初得点を含む2ゴールを挙げる大活躍。事前の予想では不利も伝えられていた敵地での試合で、勝利の味をもたらした日本代表MFに、現地メディアも絶賛の嵐だ。
現地紙『BILD』は「キング・カマダ」と銘打ち、その活躍を称えた。
「フランクフルトにとっての”危機”はこれで終わった。彼らは自力でEL決勝トーナメント進出に名乗りを挙げ、最終節で勝利すれば進出が決まるところまでこぎつけた。
この勝利の中心にいたのは、主人公のダイチ・カマダだ。彼はわずか9分の間に2つもゴールを決めた! 8月中旬以来のゴールが、チームを疑いようのない勝利に導いた」
また、英紙『The Independent』は「ダイチ・カマダのダブルゴールにより、エメリは”退任”に追いやられそうだ」と伝え、アーセナル指揮官の行く先を左右する結果だと報じている。
「オーバメヤンが決めた一発に比べ、カマダのシュートはGKエミリアーノ・マルティネスの手の届かない、素晴らしいものだった。2つめのゴールはセットプレーからの素早いシュートも、日本代表のプレーヤーによる明確なゴールだった。
今夜、スタジアムに集まった人数は、2006年にスタジアムがオープンして以来、最低の入場者数を記録した。これは、フランクフルトのサポーターの大半がUEFAの裁定により、入場を弾かれたことも影響しているが…。サポーターの熱意も乏しく、今後、エメリが指揮を続けていく可能性は限りなく低くなっていると言えるだろう」
この勝利で、フランクフルトは公式戦5試合ぶりの白星となった。熱狂的なフランクフルトのサポーターも、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに鎌田の名を挙げ、「君が最高!」「この時を待っていた!!」など、熱烈な賛辞を送っている。
鎌田は未だブンデスリーガでの得点は記録できていない。だが、アーセナルに対しての2ゴールは間違いなく自信に繋がることだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部