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「僕は主将に向いてない」「高徳はすごいと思う」長谷部誠が明かす、海外リーグで求められる”キャプテンシー”とは?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

了戒美子

2019年11月20日

代表ウィーク前は先発を外れていた

バイエルンとの試合でもベンチスタートだった長谷部。同じくチームの主力として定着した鎌田とともに。(C) Getty Images

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 壁ドンならぬ肩ドンとでも言おうか。フランクフルトの主将、ダビド・アブラアムが、ベンチ前に立つ対戦相手フライブルクの監督、クリスチャン・シュトライヒに肩からぶつかっていったのはインターナショナルウィーク前、最後のリーグ戦だった。

 双方、視界に入っていないわけでもないだろうに、派手にぶつかると、シュトライヒは上手に転んだ。アブラハアムはこの行為で7週間の出場停止処分。年内のブンデスリーガ全試合の出場がなくなり、クラブは2万5000ユーロの罰金を支払うことになった。アブラアムはフランクフルトのキャプテンであり、チームにとっては大きな痛手だ。
 
 そこで、現地で注目が集まっているのは長谷部誠である。今季もその存在感は健在で、ブンデスリーガ第10節、11節は続けて出場がなかったが、それ以外の全ての試合にフル出場している。この2試合に出場がなかったのは、昨季、前半戦終了に肉離れを負ったことが影響しているようだ。

 本人によれば、「そうならないように体調を考えて。メディカルから監督にも(長谷部が疲れていると)話がいってしまっている」のが理由だという。出場なしを受け入れつつも、「久々にこの感じ」と、先発を目指して争う立場に闘志を見せていた。

 長谷部はアブラアムの一件に関しては「もう終わったこと」「感情的になることはつきもの」と話したと現地メディア『hessennschau.de』が伝えている。同メディアは、「次節以降長谷部は3バックの中央でプレーすることになり、守備のリーダーとして機能していくことになるだろう」としている。

 実際に今季、アブラアムが出場しなかった第5節から第7節の3試合、長谷部はフル出場しキャプテンマークも巻いた。そのため、地元メディアがそんな期待を寄せるのも当然のことだ。
 
 そういうわけで、長谷部がキャプテンマークを巻く姿は、ドイツでも見慣れた光景といえる。ただ面白いことに、以前、長谷部自身は「主将には向いていない」と自身について捉えていると話してくれたことがある。
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