「セットプレーで点を獲れたことは本当に大きい」
長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ヨーロッパリーグのグループリーグ3節でベルギーのスタンダール・リエージュと対戦し、2-1で勝利した。
この日も4万7000人の大観衆が詰めかけたホームスタジアムで、フランクフルトは立ち上がりからボールを支配する時間が長く続いた。だが、なかなか決定機まで持ち込むことができなかった。これはどうやらアンドレ・シウバ、バス・ドストというふたりの主力FWが欠場した影響が大きかったようだ。試合後に長谷部はこう語っている。
「(S・リエージュが)あれだけ引いてくるというのは少し驚きではありました。ゆっくり後ろで回しているだけでは、全く崩れない。サイドに少しスペースがあったので、そこを使うことを考えていましたけど…。
ただセンタリングを上げても、今日は1トップ(ゴンサロ・パシエンシア)だったので難しかった。後半は大地が上がって2トップの形になりましたが、(ターゲットとなる)FWがひとりしか出られない状態だったことは、難しかった理由のひとつですね」
さらに、現在ベルギーリーグで2位を走るS・リエージュは常にコンパクトな陣形を保っており、特に中央の守備は手堅かった。
膠着した展開だったからこそ、セットプレーから2得点を奪えたのは大きい。長谷部もその功績を認め、2アシストでゴールを演出した鎌田を称えた。
この日も4万7000人の大観衆が詰めかけたホームスタジアムで、フランクフルトは立ち上がりからボールを支配する時間が長く続いた。だが、なかなか決定機まで持ち込むことができなかった。これはどうやらアンドレ・シウバ、バス・ドストというふたりの主力FWが欠場した影響が大きかったようだ。試合後に長谷部はこう語っている。
「(S・リエージュが)あれだけ引いてくるというのは少し驚きではありました。ゆっくり後ろで回しているだけでは、全く崩れない。サイドに少しスペースがあったので、そこを使うことを考えていましたけど…。
ただセンタリングを上げても、今日は1トップ(ゴンサロ・パシエンシア)だったので難しかった。後半は大地が上がって2トップの形になりましたが、(ターゲットとなる)FWがひとりしか出られない状態だったことは、難しかった理由のひとつですね」
さらに、現在ベルギーリーグで2位を走るS・リエージュは常にコンパクトな陣形を保っており、特に中央の守備は手堅かった。
膠着した展開だったからこそ、セットプレーから2得点を奪えたのは大きい。長谷部もその功績を認め、2アシストでゴールを演出した鎌田を称えた。
「1点目も大地のボールが良かったですし、2点目も中でしっかり相手をブロックし、味方をフリーにした形で決めることができた。こういう難しい試合でセットプレーから点が取れることは本当に大きい」
未だリーグ戦ではゴール・アシストのない鎌田だが、この日のアタッカー陣を牽引したのは日本代表MFだった。長谷部も「大地も(ELで)アシストがついたんで良かった」と語り、たくましくなり続ける同僚に目を細めている。
3節終了時でグループではアーセナルに次いでグループFの2位に浮上。試合前にアディ・ヒュッター監督がグループリーグ突破をかけた「運命の一戦」と位置付けた大事な試合だっただけに、貴重な勝利となった。
「(ELの成績は)2勝1敗で悪くない数字だとは思うけれど、アーセナルとのホーム戦で0-3で負けてしまっている。取りこぼしてしまった試合だったので、この後はそういうことがないようにしたい」
ELでは次節アウェーでのリエージュ戦を引き分け以上で切り抜けることができれば、決勝トーナメント進出が非常に濃厚になる。少しずつ上昇気流に乗り始めたフランクフルトは、この調子でリーグ戦、カップ戦、そしてELという舞台で躍進し続ける気配を漂わせ始めている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部