復調の兆しを見せつつある名手
エル・ブランコ(白の意。マドリーの愛称)の守護神ティボー・クルトワから大胆な発言が飛び出した。
昨年8月にチェルシーからマドリーに移籍し、守護神だったGKケイラー・ナバスからポジションを奪ったクルトワであったが、当初は期待されていた通りの活躍ができず。今シーズンも序盤戦は、精彩を欠く試合が少なくなく、前半に2失点を喫した10月のクラブ・ブルージュ戦(チャンピオンズ・リーググループステージ第2節)では、「急性胃腸炎」を理由にハーフタイムに交代。現地メディアに「精神的不安のためにベンチに退いた」と書き立てられ、非難を浴びた。
そんなベルギー代表GKはここにきて復調の兆しを見せている。ラ・リーガ第9節のマジョルカ戦で失点を喫してからは、公式戦では5戦連続で無失点に抑え、533分間に渡ってゴールを許していないのだ。ちなみに、あと1分間だけゼロ行進を続ければ、ナバスの無失点記録を越える。
周囲の雑音をはねのけ、ハイパフォーマンスを見せるようになったクルトワは、現地時間11月13日に行なわれたベルギー代表の記者会見で、次のように話している。
「僕はメディアの記事を読まないようにしている。コーチとチームメイトが言うことだけに注意を払っているんだ。ゴールキーパーでない人物は、物事が実際どのように動いているのかを知らないのさ」
昨年8月にチェルシーからマドリーに移籍し、守護神だったGKケイラー・ナバスからポジションを奪ったクルトワであったが、当初は期待されていた通りの活躍ができず。今シーズンも序盤戦は、精彩を欠く試合が少なくなく、前半に2失点を喫した10月のクラブ・ブルージュ戦(チャンピオンズ・リーググループステージ第2節)では、「急性胃腸炎」を理由にハーフタイムに交代。現地メディアに「精神的不安のためにベンチに退いた」と書き立てられ、非難を浴びた。
そんなベルギー代表GKはここにきて復調の兆しを見せている。ラ・リーガ第9節のマジョルカ戦で失点を喫してからは、公式戦では5戦連続で無失点に抑え、533分間に渡ってゴールを許していないのだ。ちなみに、あと1分間だけゼロ行進を続ければ、ナバスの無失点記録を越える。
周囲の雑音をはねのけ、ハイパフォーマンスを見せるようになったクルトワは、現地時間11月13日に行なわれたベルギー代表の記者会見で、次のように話している。
「僕はメディアの記事を読まないようにしている。コーチとチームメイトが言うことだけに注意を払っているんだ。ゴールキーパーでない人物は、物事が実際どのように動いているのかを知らないのさ」
自信家としても知られる27歳の名手は、さらにこうも言い放っている。
「僕は自分の資質を疑っていないよ。世界最高のゴールキーパーのひとりだと思っているし、だから時々批判されるんだ。でも、セルタ、セビージャ、アトレティコを相手に良いセーブをしているし、どんな時も冷静でいられる。
自分は良いレベルを見せているし、今シーズンも良いスタートを切った。これからも同様に続けなければならない。ジダン監督は僕に『このまま集中し続けるように』と言っている。彼は常に僕を信頼してくれている」
自分自身を「世界最高」と言い放ったクルトワは、この先もいまの好調ぶりを維持できるのか。そのセービングが2シーズンぶりのラ・リーガ戴冠を目指すマドリーの浮沈を左右するといっても過言ではないはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部