現地時間11月６日に行なわれた、チャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第４節で、B組のトッテナム・ホットスパーは、敵地でレッドスターに４-０の快勝。グループステージ突破に向けて大きく前進した。

　この試合で大きな注目が集めたのが、スパーズのソン・フンミンだ。

　韓国代表FWは、３日前に行なわれたプレミアリーグ第11節のエバートン戦で、アンドレ・ゴメスに後方からタックルを仕掛けた。これが原因のひとつとなり、ポルトガル代表MFは右足首を脱臼骨折。状況の深刻さを察したソン・フンミンは手で顔を覆って涙を流し、一発退場を宣告されて泣きながらピッチを後にした（後日レッドカードは取り消しとなった）

　ロッカールームでも泣きじゃくっていたという７番の精神状態も危惧されたが、このレッドスター戦では先発で起用され、そして結果を残す。

　１-０とリードして迎えた57分、デリ・アリのパスを受けると、左足でニアをぶち抜き、貴重な追加点を奪取。すると、カメラに向けて両手を合わせ、謝罪するゴールセレブレーションを見せた。もちろん、A・ゴメスに送ったメッセージだろう。

　さらにその４分後にも、ダニー・ローズのクロスを流し込み、２試合連続の２ゴール。“加害者”となってしまったショックを感じさせない活躍で、アウェーでの難敵撃破に貢献した。
 

　このゴールパフォーマンスには、ファンから次のようなメッセージが寄せられている。

「粋なジェスチャーだ」
「これぞスポーツのすべて」
「良くやった」
「リスペクト！」
「スポーツ界でいちばん好きな男だ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部