コメンテーターは生中継の最中にスタジオを後に
10月6日に行なわれたセリエA第7節で、カリアリとホームで1-1と引き分けたローマの首脳陣が、試合後に審判団に対して怒りを露にしている。
前半、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入でPKを取られ、先制を許したローマは、オウンゴールで追いついて迎えた終了間際の90分、ニコラ・カリニッチがネットを揺らす。
劇的な決勝点と思われたが、ここで再びVARが介入。ファビオ・ピサカーネとGKロビン・オルセンが衝突した隙を突いてゴールを決めたカリニッチだが、その前にピサカーネを突き飛ばしたとしてファウルの判定に変わった。
負傷したピサカーネの治療に5分以上の時間がかかり、結果的に試合時間が100分を過ぎた一戦は、そのままドローでタイムアップ。納得がいかないローマ陣営はダビデ・マッサ主審に詰め寄り、激しく抗議したパウロ・フォンセカ監督にレッドカードが出された。
ローマのジェームズ・パロッタ会長は、ツイッターで「まただ。このクソったれで我々が代償を払うのにはもううんざり。今季は多すぎる」と、判定を非難。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ジャンルカ・ペトラーキSDは「主審の姿勢は不快だった。苛立ちを生むだけだった」と激怒している。
「あのゴールを取り消すなど、考えられない。そうじゃなきゃ、もうサッカーなどできないよ。この世界で30年を過ごしたが、あの取り消しはあり得ない。そうでないと、ドレスを着てクラシックダンスでもしようじゃないか。イングランドだったら笑われるよ。バカげている」
前半、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入でPKを取られ、先制を許したローマは、オウンゴールで追いついて迎えた終了間際の90分、ニコラ・カリニッチがネットを揺らす。
劇的な決勝点と思われたが、ここで再びVARが介入。ファビオ・ピサカーネとGKロビン・オルセンが衝突した隙を突いてゴールを決めたカリニッチだが、その前にピサカーネを突き飛ばしたとしてファウルの判定に変わった。
負傷したピサカーネの治療に5分以上の時間がかかり、結果的に試合時間が100分を過ぎた一戦は、そのままドローでタイムアップ。納得がいかないローマ陣営はダビデ・マッサ主審に詰め寄り、激しく抗議したパウロ・フォンセカ監督にレッドカードが出された。
ローマのジェームズ・パロッタ会長は、ツイッターで「まただ。このクソったれで我々が代償を払うのにはもううんざり。今季は多すぎる」と、判定を非難。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ジャンルカ・ペトラーキSDは「主審の姿勢は不快だった。苛立ちを生むだけだった」と激怒している。
「あのゴールを取り消すなど、考えられない。そうじゃなきゃ、もうサッカーなどできないよ。この世界で30年を過ごしたが、あの取り消しはあり得ない。そうでないと、ドレスを着てクラシックダンスでもしようじゃないか。イングランドだったら笑われるよ。バカげている」
また、フォンセカ監督は「退場処分は妥当だった。それは間違いない」と、自身の抗議が度を越していたと認めたうえで、「ゴールは取り消すべきではなかった」と訴えた。
「主審ははじめ、カリアリの選手に対してファウルじゃないと言っていた。なぜ考えを変えたんだ? VARと相談して(自分で映像を確認せずに)決めたのか? そこが問題だ」
また、『Corriere dello Sport』紙によると、『ROMA TV』で試合のコメンテーターを務めていたOBのルジェーロ・リッツィテッリは、カリニッチの得点が取り消されると「もう十分。わたしは行く」と、生中継の最中にスタジオを後にしたという。
「コメントできない。分析など不可能だ。抗議の意を示すために番組を離れる。恥ずべきだ。本当に思っていることを言ったら、訴えられてしまう」
記事によれば、リッツィテッリはその後スタジオに戻り、自身の行為を視聴者に謝罪したとのこと。だが、ローマのOBとして怒りに震えていた様子がうかがえる。
報道によると、ローマはこの一戦でアマドゥ・ディアワラが左膝内側半月板を損傷し、エディン・ゼコも右ほお骨を骨折。ともに手術を受けることになるという。
散々な一戦となったローマは、勝点12で首位ユベントスに7ポイント差の5位。インターナショナルウィーク明けの次節は、20日にサンプドリアと敵地で対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「主審ははじめ、カリアリの選手に対してファウルじゃないと言っていた。なぜ考えを変えたんだ? VARと相談して(自分で映像を確認せずに)決めたのか? そこが問題だ」
また、『Corriere dello Sport』紙によると、『ROMA TV』で試合のコメンテーターを務めていたOBのルジェーロ・リッツィテッリは、カリニッチの得点が取り消されると「もう十分。わたしは行く」と、生中継の最中にスタジオを後にしたという。
「コメントできない。分析など不可能だ。抗議の意を示すために番組を離れる。恥ずべきだ。本当に思っていることを言ったら、訴えられてしまう」
記事によれば、リッツィテッリはその後スタジオに戻り、自身の行為を視聴者に謝罪したとのこと。だが、ローマのOBとして怒りに震えていた様子がうかがえる。
報道によると、ローマはこの一戦でアマドゥ・ディアワラが左膝内側半月板を損傷し、エディン・ゼコも右ほお骨を骨折。ともに手術を受けることになるという。
散々な一戦となったローマは、勝点12で首位ユベントスに7ポイント差の5位。インターナショナルウィーク明けの次節は、20日にサンプドリアと敵地で対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部