楽勝ムードが一変
今夏にケイラー・ナバスを手放したことを、早くも後悔しているか。少なくとも、そう考えているマドリディスタは数多くいるようだ。
レアル・マドリーは目下、正GKティーボー・クルトワの不調に悩まされている。0‐3で完敗したチャンピオンズ・リーグ(CL)開幕節のパリ・サンジェルマン戦ではアンヘル・ディ・マリアのさほど難しくないシュートを防げず、10月1日に行なわれた第2節のクラブ・ブルージュ戦(2-2)では、格下に前半で2失点を喫して味方サポーターからブーイングを浴びた。
そして、その試合のハーフタイムにベンチヘ下がったため、一部のメディアで「精神的な不安に襲われて交代した」と報じられた。
レアル・マドリーは目下、正GKティーボー・クルトワの不調に悩まされている。0‐3で完敗したチャンピオンズ・リーグ(CL)開幕節のパリ・サンジェルマン戦ではアンヘル・ディ・マリアのさほど難しくないシュートを防げず、10月1日に行なわれた第2節のクラブ・ブルージュ戦(2-2)では、格下に前半で2失点を喫して味方サポーターからブーイングを浴びた。
そして、その試合のハーフタイムにベンチヘ下がったため、一部のメディアで「精神的な不安に襲われて交代した」と報じられた。
マドリーは、3日後に「交代は急性胃腸炎が理由だった」とわざわざ公式声明を出して、報道を否定。真相は藪のなかだが、いずれにしても5日に行なわれたラ・リーガ第8節のグラナダ戦でこのベルギー代表GKはベンチから外れ、ナバスとトレードする形でパリSGから加入したアルフォンス・アレオラがゴールマウスを守った。
昨シーズンはパリSGで名手ジャンルイジ・ブッフォンと定位置の座を争ったフランス代表守護神は、マドリーでのデビュー戦となったラ・リーガ6節のオサスナ戦でクリーンシートを達成。前述のブルージュ戦でも、後半45分を無失点で凌いでおり、「クルトワより上」という声も上がっていた。少なくとも、この試合の前までは……。
しかし、首位攻防戦で、とんだ凡ミスを犯してしまう。エデン・アザールの移籍後初ゴールやルカ・モドリッチのゴラッソで3ー0と大きくリードして迎えた69分だった。
バックパスの処理をもたついたGKアレオラは、後方からプレッシャーを掛けにきたカルロス・フェルナンデスの足をパスを出そうとした瞬間に蹴ってしまい、PKを献上。これを決められて1点を返されると、楽勝ムードが一変。78分にもCKから失点し、一時は1点差に詰め寄られた。
結局、終盤にハメス・ロドリゲスのダメ押し点が決まり、4-2で勝利したため、大事には至らなかったとはいえ、アレオラのミスについては、マドリーの公式ツイッターに辛辣な批判が寄せられている。
「クルトワより上? 冗談だろ?」
「プレーしたいなら、パリSGに帰れ」
「クルトワよ、戻ってきてくれ」
「1月に(バジャドリーにレンタル中の)ルニンを戻してください」
「ナバスが恋しい」
この先もGKで頭を悩ませることになりそうなマドリー。ナバスを高く評価していたジネディーヌ・ジダン監督の胸中はいかに……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
昨シーズンはパリSGで名手ジャンルイジ・ブッフォンと定位置の座を争ったフランス代表守護神は、マドリーでのデビュー戦となったラ・リーガ6節のオサスナ戦でクリーンシートを達成。前述のブルージュ戦でも、後半45分を無失点で凌いでおり、「クルトワより上」という声も上がっていた。少なくとも、この試合の前までは……。
しかし、首位攻防戦で、とんだ凡ミスを犯してしまう。エデン・アザールの移籍後初ゴールやルカ・モドリッチのゴラッソで3ー0と大きくリードして迎えた69分だった。
バックパスの処理をもたついたGKアレオラは、後方からプレッシャーを掛けにきたカルロス・フェルナンデスの足をパスを出そうとした瞬間に蹴ってしまい、PKを献上。これを決められて1点を返されると、楽勝ムードが一変。78分にもCKから失点し、一時は1点差に詰め寄られた。
結局、終盤にハメス・ロドリゲスのダメ押し点が決まり、4-2で勝利したため、大事には至らなかったとはいえ、アレオラのミスについては、マドリーの公式ツイッターに辛辣な批判が寄せられている。
「クルトワより上? 冗談だろ?」
「プレーしたいなら、パリSGに帰れ」
「クルトワよ、戻ってきてくれ」
「1月に(バジャドリーにレンタル中の)ルニンを戻してください」
「ナバスが恋しい」
この先もGKで頭を悩ませることになりそうなマドリー。ナバスを高く評価していたジネディーヌ・ジダン監督の胸中はいかに……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部