「クボはメディアプレーヤー」だが…
現地水曜日に行なわれたラ・リーガ第6節で、久保建英が所属するマジョルカは、強豪アトレティコ・マドリーをホームに迎え、0-2の完封負け。開幕節に勝利して以来5戦勝ちなし(1分け4敗)となった。
この試合で、マジョルカの数少ない決定機を作り出したのが、久保だった。
4-1-4-1の右サイドハーフに入った日本代表MFは、1点ビハインドで迎えた47分、エリア内でダニ・ロドリゲスからリターンパスを受け、右足でシュート。ボールはブロックに入ったステファン・サビッチにリフレクトしてポストを叩き、跳ね返りがGKヤン・オブラクの身体に触れて、再びポストに当たったが、惜しくもリーガ初ゴールとはならなかった。
69分にも、右足のピンポイントクロスでチャンスを演出。アブドン・プラツのヘッドがオブラクの正面を突いて逸機したものの、見せ場を作り出した。
この試合で、マジョルカの数少ない決定機を作り出したのが、久保だった。
4-1-4-1の右サイドハーフに入った日本代表MFは、1点ビハインドで迎えた47分、エリア内でダニ・ロドリゲスからリターンパスを受け、右足でシュート。ボールはブロックに入ったステファン・サビッチにリフレクトしてポストを叩き、跳ね返りがGKヤン・オブラクの身体に触れて、再びポストに当たったが、惜しくもリーガ初ゴールとはならなかった。
69分にも、右足のピンポイントクロスでチャンスを演出。アブドン・プラツのヘッドがオブラクの正面を突いて逸機したものの、見せ場を作り出した。
試合後の記者会見で、マジョルカのビセンテ・モレーノ監督に対して、この久保に関する質問が集中したようだ。
地元紙『Diario de Mallorca』によると、スペイン人指揮官は「記者会見のたびに、クボについて話さなければならないことに、うんざりしている」と報道陣に語ったという。
ただ同紙は、「昨日に関しては、これまで以上にそうなった(質問が多かった)のには理由がある」として、「それはアトレティコ・マドリーとの一戦で、この日本人選手がマジョルカでもっとも傑出したプレーヤーだったからだ」として、パフォーマンスが良かった久保についての質問が多くなるのは当然だと主張した。
さらに、記事は次のように綴っている。
「モレーノ監督は、弱冠18歳の日本人に対して、良いコメントしか残していない。にもかかわらず、昨日の試合まで、先発で起用しなかった。このような扱い方を続ければ、疑問を持ち続けることになる。
(ホームスタジアムの)ソン・モイスがクボの一挙手一投足を追う日本のジャーナリストでいっぱいになっていることからも明らかなように、彼は“メディアプレーヤー”だ。だが、クボがプレーすれば、アスレチック・ビルバオ戦でPKを誘発したように、彼がピッチで何をしたかが話題となるだろう」
『Diario de Mallorca』は、久保が注目を集めているのは、あくまでピッチ上で他のチームメイトを凌駕する存在感を発揮しているからだと伝えた。
地元メディアも高評するこの日本代表MFを、モレーノ監督は次節も先発で送り出すのか。29日に敵地で行なわれるアラベス戦での起用法に注目を集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部