オランダとモロッコが招集を巡って争う逸材
目下、オランダで注目を集めている若手タレントがいる。名門PSVでレギュラーを張るモハメド・イハッターレンだ。
PSVの下部組織出身のイハッターレンは、2002年生まれの17歳。今年1月のフローニンヘン戦でプロデビューを飾ると、瞬く間に才能が開花し、今シーズンは、新戦力の堂安律らを差し置き、いまや主力として君臨している。
ウイングとトップ下を巧みにこなし、切れ味鋭いドリブルで得点機を演出する俊英MFを巡っては、代表レベルでの争奪戦が勃発している。アンダーカテゴリーではオランダ代表に招集されてきたものの、モロッコにもルーツを持つため、A代表の招集に関して、両国が激しくせめぎ合っていると言われている。
PSVの下部組織出身のイハッターレンは、2002年生まれの17歳。今年1月のフローニンヘン戦でプロデビューを飾ると、瞬く間に才能が開花し、今シーズンは、新戦力の堂安律らを差し置き、いまや主力として君臨している。
ウイングとトップ下を巧みにこなし、切れ味鋭いドリブルで得点機を演出する俊英MFを巡っては、代表レベルでの争奪戦が勃発している。アンダーカテゴリーではオランダ代表に招集されてきたものの、モロッコにもルーツを持つため、A代表の招集に関して、両国が激しくせめぎ合っていると言われている。
しかし、イハッターレンは、答えを急ぐつもりはないようだ。それは、家族を気遣ってのことだという。
現地時間9月22日に行なわれたアヤックス戦後にオランダ・メディア『Fox Sports』の取材に応じたイハッターレンは、「今、僕の父が病気なんだ」と胸の内を明かした。
「父との時間は何よりも大事なことなんだ。だから、現時点で自分が決断をすることはない。繰り返すけど、僕の中で、いま、最も大切にしたいのが父との時間なんだ。インターナショナルブレイクがあれば、数日の休みができる。その時に父と過ごしたい。後から後悔したくないんだ」
PSVのレジェンドでもある現オランダ代表監督のロナルド・クーマンが、きっちりと観察を続け、モロッコに先んじてのA代表招集のタイミングを伺っているとされるイハッターレン。だが、いまは本人の意思を尊重し、最愛の家族との時間を優先させてあげたいところである。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部