近年、日本人選手の海外移籍が増えている。ひと昔前には、海外移籍自体が珍しいことであったが、いまでは海外志向の強い若い選手が増え、ヨーロッパへの移籍も増えた。
 
　とくに今夏の移籍市場では、ポルトに移籍した中島をはじめ、イタリアに新天地を求めた冨安、R・マドリーの久保など、多くの選手が外へ活躍の場を求めた。ここでは、ヨーロッパに散らばる注目の“サムライ”たちを改めて整理し、一挙に紹介する。

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　イングランド・ニューカッスルでプレーする武藤嘉紀は、海外でのプレーも５年目に突入。移籍初年度の昨シーズンは、スタメン出場がわずか３試合と十分なプレータイムを得られなかったが、監督交代を契機に、定位置を掴めるか。
 
　海外日本人の中で最も長い海外プレー歴を誇る長谷部誠（ドイツ・フランクフルト）は、昨シーズンは『キッカー』誌による年間ベストイレブンに選ばれた。定位置のリベロで第二の春を謳歌する35歳は、勢いを持続できるか注目だ。
 
　また堂安律は、オランダ・フローニンヘンでエース級の働きを見せ、今夏のステップアップが濃厚とも言われている。本人も「間違いなく、その時期が来ている」と意気込んでいるが…。

【イングランド】
FW 武藤嘉紀（ニューカッスル）／海外５年目
DF 吉田麻也（サウサンプトン）／海外11年目
 
【ベルギー】
MF 天野 純（ロケレン）／海外１年目
MF 伊東純也（ヘンク）／海外２年目
DF 植田直通（サークル・ブルージュ）／海外２年目
DF 遠藤 航（シント＝トロイデン）／海外２年目
FW 久保裕也（ヘント）／海外７年目
FW 鈴木優磨（シント＝トロイデン）／海外１年目
GK シュミット・ダニエル（シント＝トロイデン）／海外１年目
FW 豊川雄太（オイペン）／海外３年目
MF 森岡亮太（シャルルロワ）／海外５年目
DF 小池龍太（ロケレン）／海外１年目
 
【オランダ】
DF 板倉 滉（フローニンヘン）／海外２年目
DF 菅原由勢（AZ）／海外１年目
FW 堂安 律（フローニンヘン）／海外３年目
FW 中村敬斗（初新トゥベンテ）／海外１年目
DF 中山雄太（ズウォーレ）／海外２年目
DF ファン・ウェルメスケルケン・際（ズウォーレ）／海外７年目
 
【ドイツ】
MF 宮市 亮（ザンクトパウリ）／海外10年目
DF 酒井高徳（ハンブルク）／海外９年目
MF 伊藤達哉（ハンブルク）／海外５年目
FW 大迫勇也（ブレーメン）／海外７年目
MF 原口元気（ハノーファー）／海外６年目
MF 香川真司（ドルトムント）／海外10年目
MF 長谷部誠（フランクフルト）／海外13年目
MF 鎌田大地（フランクフルト）／海外３年目