ユーベはジョビンコの契約延長の成否次第で戦力補強の着手へetc.

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年11月11日

カルチョの上位クラブはいずれも冬の戦力補強には消極的だが…

イタリア有数のテクニシャンであるジョビンコ。今シーズンはセリエA11節終了現在で4試合に止まっているが、退団となればユベントスにとっては少なからぬ痛手となる。 (C) Getty Images

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【ユベントス】冬の補強戦略は契約延長の成否次第
 
 セリエAで首位を走るユベントスは、差し迫った補強ニーズは持っておらず、今のところ冬のメルカートに向けて積極的な動きは見せていない。
 
 唯一、獲得に向けて動いていたブラジル人サイドアタッカーのエベルトン・リベイロ(クルゼイロ/25歳)も、700万ユーロという値札が高すぎるという判断で、冬の獲得は保留という判断になった模様だ。
 
 ただし、現在進めているセバスティアン・ジョビンコ(今シーズンいっぱいで契約満了)との延長交渉がまとまらないようだと、話は違ってくる。
 
 この場合、ユベントスは1月のメルカートに出して移籍金を手に入れる道を模索するだろう。同時に戦力を補充する必要も出てくるため、エベルトン・リベイロの獲得話が再燃する可能性もある。
 
 ユベントスはジョビンコ以外にも、シュテファン・リヒトシュタイナー、ジャンルイジ・ブッフォン、ジョルジョ・キエッリーニが来年6月で契約満了。後の2人の延長は間違いないと見て、リヒトシュタイナーを最優先に交渉を進めている。
 
【ローマ】左SBの補強に照準か
 
 ユベントスと首位を争うローマも戦力的には十分に充実しているが、唯一補強の可能性があるのが左SBだ。
 
 アシュリー・コールは期待外れ、フェデリコ・バルザレッティは故障が長引いている他、ウルビー・エマヌエルソンはリュディ・ガルシア監督を満足させられず、ほとんど出場機会を得ていない。
 
 現在、レギュラーを務めるホセ・ホレバスも本来は、リザーブとして獲得した選手だ。
 
 ローマは以前からアドリアーノ(バルセロナ)に興味を示しており、状況によっては、とりわけチャンピオンズ・リーグでグループリーグを突破した場合には、本気で獲得に乗り出す可能性もある。
 
【ラツィオ】冬は余剰戦力の整理とCB補強がポイント
 
 前半戦は好調を維持しているラツィオだけに、冬のメルカートで積極的に補強に動く必要はないと考えているようだ。
 
 むしろ、アブドゥライ・コンコ、アルバロ・ゴンザレスといった、出場機会の少ない余剰戦力の整理に優先順位が置かれそうである。
 
 しかし、敢えて補強するとすれば、質の高い選手を好条件で獲得できるチャンスが訪れた時。そのポイントになり得るのは、サンティアゴ・ジェンティレッティが故障で長期離脱中のCBか。
 
 候補としては、バーゼルとの契約が今シーズンいっぱいで切れるファビアン・シェア、この12月末で契約満了を迎えフリーになるヴォイスラフ・スタンコビッチ(パルチザン・ベオグラード)の名前が挙がっている。

ローマが注目するアドリアーノ。今春にはパリ・サンジェルマンも獲得を狙っていた。夏に不整脈の治療を行なったが、現在は戦線復帰を果たしている。 (C) Getty Images

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【翻訳】
片野道郎

翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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