【マンチェスター・シティ】ペレグリーニ監督、ランパードの慰留をクラブに要望
 
　チェルシーとの契約を今夏に満了してMSLのニューヨーク・シティFCと契約を交わし、現在は12月末までの期限付きでマンチェスター・シティにレンタルで在籍中のフランク・ランパード。ここまで７試合・４得点（全公式戦）というパフォーマンスでチームに大きな貢献を果たしており、マヌエル・ペレグリーニ監督は今シーズン終了まで慰留するよう、クラブに強く要望している。
 
　とはいえ、ニューヨーク・シティ側は、レンタルは今年一杯、１月からはチームに呼び戻して新シーズン開幕（３月）に臨むという方針を見直す意向は持っていない。マンチェスター・Cはそれでも何とかレンタル延長の道を探る方針だが、実現は難しそうだ。
 
【ウディネーゼ】コロンビアの18歳アンドレス・テージョにオファー
 
　ウディネーゼは、コロンビア・リーグ２部のエンビガードに、96年生まれの右SBアンドレス・テージョ獲得のオファーを送った。内容は買い取りオプション付きレンタルで、レンタル料30万ユーロ（約4200万円）、買い取りオプション120万ユーロ（約１億6800万円）。テージョにはヴェローナも興味を持っており、ウディネーゼに対抗してオファーを出す見通しだ。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
　イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
　イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年１月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン（当時シャフタール・ドネツク）がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
　セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち（iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています）、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
　ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
　ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年７月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
　そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。（片野道郎）