アトレティコ会長はグリエーズマンの実力を認めつつも…
7月12日、バルセロナはアトレティコ・マドリーに契約解除金の1億2000万ユーロ(約150億円)を支払い、フランス代表のアントワーヌ・グリエーズマンを獲得することを発表した。
だが、アトレティコは、同日に公式声明を発表。契約解除金額が2億ユーロ(約250億円)から1億2000万ユーロに下がる7月1日より前の今年3月の時点で、グリエーズマンとバルサが合意し、さらに5月に退団を発表したことから、2億ユーロが支払われるべきだと主張した。
声明の最後で、アトレティコは、「適切な手続き」を始めたと明かしている。さらにスペイン紙『Marca』によると、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は、『RAC1』で「クラブがこの声明を出したということは、証拠があるからだ」と述べた。
「我々はそれを検証し、本当であれば、自分たちが必要と考える金額を求める」
だが、アトレティコは、同日に公式声明を発表。契約解除金額が2億ユーロ(約250億円)から1億2000万ユーロに下がる7月1日より前の今年3月の時点で、グリエーズマンとバルサが合意し、さらに5月に退団を発表したことから、2億ユーロが支払われるべきだと主張した。
声明の最後で、アトレティコは、「適切な手続き」を始めたと明かしている。さらにスペイン紙『Marca』によると、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は、『RAC1』で「クラブがこの声明を出したということは、証拠があるからだ」と述べた。
「我々はそれを検証し、本当であれば、自分たちが必要と考える金額を求める」
さらにセレソ会長は、「選手の態度には失望している。彼は退団を望んだのに、ギリギリまで我々にそれを言わなかった」と、グリエーズマンのことも批判している。
一方でグリエーズマンという選手への評価は変わらないようだ。セレソ会長は、「バルセロナは素晴らしい補強をした」とも話した。
「我々はグリエーズマンに出ていってほしくなかった。だが、彼はそういう決断を下したんだ。それが正しかったのかどうかは、これからを見よう」
グリエーズマンは昨夏にバルセロナ行きを断り、アトレティコ残留をジェラール・ピケの持つメディアが作成するドキュメンタリーで発表した。それから1年――。結局、バルサに行くことになったが、フランス代表アタッカーの移籍はしこりを残すことになった。
来る新シーズンの両クラブの対戦がより一層の注目を集めることは間違いない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部