パットは背番号変更後に得点力が…
現地時間7月9日、ミランが新シーズンに向けて始動した。
UEFAのファイナンシャルフェアプレー違反でヨーロッパリーグ出場権を失ったイタリアの名門は、サンプドリアからマルコ・ジャンパオロを招へいし、セリエAでの復権とチャンピオンズ・リーグ出場に燃えている。
そのなかで期待されているのが、昨シーズン途中にジェノアから加わったクシシュトフ・ピオンテクだ。類まれなる決定力でゴールを量産してきたポーランド代表のストライカーは、ミランで初のフルシーズンでエースの重責を担う。
そのピオンテクが、背番号を変えたことが分かった。9日、自身のSNSで、19番ではなく、新シーズンからは9番で戦うと明かしている。
この知らせに、眉をひそめたミラニスタも少なくないだろう。近年のミランで背番号9を託された選手は苦戦が続いているからだ。
UEFAのファイナンシャルフェアプレー違反でヨーロッパリーグ出場権を失ったイタリアの名門は、サンプドリアからマルコ・ジャンパオロを招へいし、セリエAでの復権とチャンピオンズ・リーグ出場に燃えている。
そのなかで期待されているのが、昨シーズン途中にジェノアから加わったクシシュトフ・ピオンテクだ。類まれなる決定力でゴールを量産してきたポーランド代表のストライカーは、ミランで初のフルシーズンでエースの重責を担う。
そのピオンテクが、背番号を変えたことが分かった。9日、自身のSNSで、19番ではなく、新シーズンからは9番で戦うと明かしている。
この知らせに、眉をひそめたミラニスタも少なくないだろう。近年のミランで背番号9を託された選手は苦戦が続いているからだ。
2012年にフィリッポ・インザーギが引退して以降、ミランで9番を背負ったのは8人いる。アレッシャンドレ・パット、アレッサンドロ・マトリ、フェルナンド・トーレス、マッティア・デストロ、ルイス・アドリアーノ、ジャンルカ・ラパドゥーラ、アンドレ・シウバ、そしてゴンサロ・イグアインである。
パットはミランで一定の数字を残したが、背番号7時代は155分ごとに1点を記録していたものの、インザーギから9番を受け継いでからは、171分ごとに1点とペースが落ち、半年後にチームを去ることになった。
マトリやF・トーレス、デストロ、イグアインも、半シーズンでミランから消えた。ラパドゥーラ、A・シウバは1年。レンタルから戻った後者はミランでプレシーズンを始めたが、去就は不透明だ。L・アドリアーノも1年半で6得点しかあげられなかった。
F・トーレスやイグアインのような、メガクラブでの実績もある名だたるストライカーたちを含め、7年間で8人もの選手が、「ミランの9番」として苦しんだのだ。ゆえに、最近では「9番の呪い」とも言われている。
新たに9番を選んだピオンテクは、その「呪い」に終止符を打てるのか。なお、昨シーズン途中にミランに移籍してから、ピオンテクはセリエAで18試合に出場して、9得点をマークしているが、ラスト7試合では1得点に終わっている……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部