「いい加減に立ち上がる時だった」とメッシのサポートを宣言
アルゼンチン代表の10番が放った言葉は、南米サッカー界を揺るがすものとなっている。
現地時間7月6日に行なわれたチリとのコパ・アメリカの3位決定戦で退場処分を命じられるなど、レフェリングに疑問を抱いていたリオネル・メッシは、3位となったアルゼンチンに銅メダルが手渡される表彰式をボイコット。さらに各国のメディアが集うミックスゾーンで、溜まった怒りをぶちまけたのだ。
「僕らは最高の出来だったと思う。でも、レフェリーによる汚職が台無しにしたんだ。決勝ではVARやジャッジが影響を及ぼさずにペルーがまともに戦えることを祈っているよ。きっと難しいだろうけどね。残念なことに審判たちはブラジルのために動いているし、この大会はブラジルがチャンピオンになることが決まっている」
この発言には当然、非難が相次いだ。とりわけ、コパ・アメリカを制したセレソンの面々は怒り心頭で、バルセロナで同じ釜の飯を食ったダニエウ・アウベスは、ブラジル・メディア『Bem Amigos』で、「夢のために戦って、携わってきた何人ものプロフェッショナルに失礼だ」と言い放った。
さらにアルゼンチン代表のスターが放った“爆弾発言”を重く見た南米サッカー連盟(CONMEBOL)が、メッシに2年間の代表活動禁止処分を下すとも報じられており、風当たりは強まるばかりだ。
そんななか、メッシを擁護するレジェンドが現われた。元パラグアイ代表の守護神ホセ・ルイス・チラベルトだ。地元ラジオ局『La Red』での発言をアルゼンチン紙『Ole』がまとめている。
現地時間7月6日に行なわれたチリとのコパ・アメリカの3位決定戦で退場処分を命じられるなど、レフェリングに疑問を抱いていたリオネル・メッシは、3位となったアルゼンチンに銅メダルが手渡される表彰式をボイコット。さらに各国のメディアが集うミックスゾーンで、溜まった怒りをぶちまけたのだ。
「僕らは最高の出来だったと思う。でも、レフェリーによる汚職が台無しにしたんだ。決勝ではVARやジャッジが影響を及ぼさずにペルーがまともに戦えることを祈っているよ。きっと難しいだろうけどね。残念なことに審判たちはブラジルのために動いているし、この大会はブラジルがチャンピオンになることが決まっている」
この発言には当然、非難が相次いだ。とりわけ、コパ・アメリカを制したセレソンの面々は怒り心頭で、バルセロナで同じ釜の飯を食ったダニエウ・アウベスは、ブラジル・メディア『Bem Amigos』で、「夢のために戦って、携わってきた何人ものプロフェッショナルに失礼だ」と言い放った。
さらにアルゼンチン代表のスターが放った“爆弾発言”を重く見た南米サッカー連盟(CONMEBOL)が、メッシに2年間の代表活動禁止処分を下すとも報じられており、風当たりは強まるばかりだ。
そんななか、メッシを擁護するレジェンドが現われた。元パラグアイ代表の守護神ホセ・ルイス・チラベルトだ。地元ラジオ局『La Red』での発言をアルゼンチン紙『Ole』がまとめている。
現役時代、GKとは思えない高精度のキックを武器にキャリア通算62ゴールを決めるなど、稀有な存在としてファンに愛された南米サッカー界のレジェンドは、「なぜ、メッシが罰せられなければいけないのか」と疑問を投げかけ、さらに今回のコパ・アメリカとCONMEBOLを批判した。
「自分たちが民主主義の世界で生きていると訴えるのならば、なぜメッシだけを処分するんだ。私はコロンビア、チリやそのほかの国がCONMEBOLに対して、何らかのボイコットをすべきだと思う」
VARを管理する会社は、間違いなくFIFAと繋がっている。本当に迷惑な話だが、要するにあらゆる事が縁故主義的に動いているんだ。南米サッカーの場合はVARが汚職を合法化するためのメカニズムになっている。
今回のコパ・アメリカは、ブラジルが優勝するために整えられていたのは間違いない。CONMEBOLはサッカーを殺しているし、そのことに対して何とも思わない酷い連中だ。メッシがやったことは完璧だったと思うし、私は賛同する。いい加減に立ち上がる時だったんだ。サッカー界が目を開いて、何が悪いかをはっきりさせなきゃいけない」
チラベルトの指摘が事実なら、CONMEBOLを浄化するためにも、サッカー界随一の影響力を持つメッシの発言は、いい問題定義になったと言えるかもしれない……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部