昨シーズンから846分間無失点を継続中
ブラジルの守護神が偉業を成し遂げようとしている。
現地時間7月2日に行なわれたコパ・アメリカ準決勝で、アルゼンチンと対戦したブラジルは2-0で完勝。2007年のベネズエラ大会以来となるファイナリストとなった。
19分にガブリエウ・ジェズスが先制点を決め、71分にロベルト・フィルミーノのダメ押しゴールで追いすがるアルゼンチンを突き放したブラジル。その盤石の戦いぶりを支えたのが、“最後の砦”であるGKアリソンだ。
落ち着いたボール捌きでチームのビルドアップをサポートすれば、セービングでも抜群の安定感を発揮。とりわけ、相手エースのリオネル・メッシが放った鋭いFKをガッチリとキャッチして止めた66分のシーンは、追いすがるアルゼンチンに精神的なダメージを与えるような完璧なシュートストップだった。
現地時間7月2日に行なわれたコパ・アメリカ準決勝で、アルゼンチンと対戦したブラジルは2-0で完勝。2007年のベネズエラ大会以来となるファイナリストとなった。
19分にガブリエウ・ジェズスが先制点を決め、71分にロベルト・フィルミーノのダメ押しゴールで追いすがるアルゼンチンを突き放したブラジル。その盤石の戦いぶりを支えたのが、“最後の砦”であるGKアリソンだ。
落ち着いたボール捌きでチームのビルドアップをサポートすれば、セービングでも抜群の安定感を発揮。とりわけ、相手エースのリオネル・メッシが放った鋭いFKをガッチリとキャッチして止めた66分のシーンは、追いすがるアルゼンチンに精神的なダメージを与えるような完璧なシュートストップだった。
2018-19シーズンにリバプールでプレミアリーグトップのシュートストップ率を記録するなど、圧倒的なパフォーマンスを披露したアリソン。今大会でも好調を維持している名手には、とある大記録樹立の可能性が残されている。
ここまで5試合の失点が、なんと「0」、今月7日に行なわれる決勝でも完封勝ちを収めれば、103年の歴史を誇るコパ・アメリカで史上初となる無失点優勝という偉業を達成するのだ(※2001年大会でコロンビアが無失点優勝はしているが、この時はGKが3人起用されている)。
さらにスポーツのあらゆるデータを取り扱う『Opta』によれば、アリソンは、昨シーズンのプレミアリーグ第37節のニューカッスル戦でサロモン・ロンドンに決められて以降、公式戦では9試合連続、時間にして846分間も無失点を維持しており、来る決勝では10試合連続完封が期待されている。
果たして、アリソンはコパ・アメリカ優勝とともに大記録を残せるのか。チリとペルーの勝者を迎える7日の決勝でのパフォーマンスから目が離せない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部