不発に終わった中島、久保、前田…2列目3人の不協和音はなぜ起きた?

カテゴリ:日本代表

清水英斗

2019年06月19日

不思議に思えたのは中島。3月の親善試合では良い守備をしたのだが…

中島は攻撃でも中央に入りすぎていた印象だ。(C) REUTERS/AFLO

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 コパ・アメリカのグループステージ初戦、五輪チームを模した森保ジャパンは、チリに0-4で敗れた。
 
 この大会はグループ3位でも決勝ラウンド進出の可能性が残される。まだ絶望するには早いが、とはいえ後半にパニックに陥って大量失点を喫し、得失点差でも厳しい立場に追い込まれたことは確かだ。
 
 立ち上がりこそ、順調だった。システムを4-4-2とした日本は、コパ・アメリカの強度や雰囲気に飲み込まれないよう、最大限の警戒をした様子。日本のマイボールでキックオフしたにもかかわらず、4バックは外に広がらず、中へ絞り、注意深く構えていた。球際にも激しくプレッシャーをかけ、そこから中島翔哉、久保建英といった前線のテクニシャンが個の力を見せ、序盤は互角だった。
 
 しかし、本来はコンパクト性に長ける4-4-2だが、徐々に2列目が前方に攻め残り、4-2-4で間延びした状態になってしまう。MF4人はつながって動くイメージが無く、個々の対応になり、特に中島の裏、空いた左サイドでスペースを突かれた。そこにダブルボランチが引っ張り出されることで、中央も芋づる式にスペースが空く。チリのポゼッションが冴え渡る展開になった。

 中島、久保、上田綺世、前田大然と、試したいアタッカー4人を同時起用できた反面、4-4-2は、コンパクト性という本来の特徴を失い、守備が機能せず。つい先日、A代表が3バックで右往左往したばかりだが、今度は3バックを主とする五輪チームが4バックで右往左往した。付け焼き刃だらけの6月。戦術的にも梅雨入りだ。
 
 不思議に思えたのは、中島だった。3月に行なわれたコロンビアとの親善試合では、左サイドハーフとして良い守備をした。アジアカップ決勝で苦い経験をした森保ジャパンは、今一度、MF4人がポジションに着き、コンパクトにつながって動く守備を実践した。中島も、所属するアル・ドゥハイルでは、ジョゼ・モウリーニョのかつての右腕と知られるルイ・ファリアから、守備を口酸っぱく教えられていると、守備面の手応えを語っていた。

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