「道理でキャプテンマークを失なうわけだ」とも
6月14日に開幕するコパ・アメリカ。森保ジャパンも招待されている南米最大の祭典で、優勝を義務付けられているのがホストカントリー、ブラジル代表である。
4大会ぶり9回目の戴冠を目ざすセレソンは、まさに錚々たるメンバー。ネイマールやチアゴ・シウバ、ダニエウ・アウベス、フィリッペ・コウチーニョ、カゼミーロ、ロベルト・フィルミーノらベストメンバーを招集してきた。
そのなかでも、やはり最大の注目はネイマールだ。
8か月前にチッチ監督からキャプテンマークを授けられたクラッキだったが、今大会では腕章を剥奪されてしまった(新主将はD・アウベス)。ここ最近、パリ・サンジェルマンで観客に暴力を振るうなどピッチ外のトラブルが頻発し、指揮官がこれを問題視したのだ。心機一転、ネイマールは信頼を回復すべく、今週から始まった代表トレーニングでは精力的に取り組み、どちらかと言えば好印象を与えていたという。
ところが、5月29日のフォーメーション練習で起きた1シーンがまたもや波紋を広げてしまう。
縦パスに呼応した19歳の新星ヴェベルトン(クルゼイロ)をチェックに行ったネイマール。すると若き才能は軽やかに右アウトサイドでボールを転がし、完璧なまでにネイマールにナツメグ(股抜き)を決め込んだ。これに驚いたのかネイマールは、ヴェベルトンのビブスを激しく引っ張り、そのまま地面に引き倒したのである。
ちなみにヴェベルトンは大会登録メンバーではない。CBF(ブラジル・サッカー連盟)が練習のサポートメンバーとして招いた、将来性豊かな若手のひとりである。
4大会ぶり9回目の戴冠を目ざすセレソンは、まさに錚々たるメンバー。ネイマールやチアゴ・シウバ、ダニエウ・アウベス、フィリッペ・コウチーニョ、カゼミーロ、ロベルト・フィルミーノらベストメンバーを招集してきた。
そのなかでも、やはり最大の注目はネイマールだ。
8か月前にチッチ監督からキャプテンマークを授けられたクラッキだったが、今大会では腕章を剥奪されてしまった(新主将はD・アウベス)。ここ最近、パリ・サンジェルマンで観客に暴力を振るうなどピッチ外のトラブルが頻発し、指揮官がこれを問題視したのだ。心機一転、ネイマールは信頼を回復すべく、今週から始まった代表トレーニングでは精力的に取り組み、どちらかと言えば好印象を与えていたという。
ところが、5月29日のフォーメーション練習で起きた1シーンがまたもや波紋を広げてしまう。
縦パスに呼応した19歳の新星ヴェベルトン(クルゼイロ)をチェックに行ったネイマール。すると若き才能は軽やかに右アウトサイドでボールを転がし、完璧なまでにネイマールにナツメグ(股抜き)を決め込んだ。これに驚いたのかネイマールは、ヴェベルトンのビブスを激しく引っ張り、そのまま地面に引き倒したのである。
ちなみにヴェベルトンは大会登録メンバーではない。CBF(ブラジル・サッカー連盟)が練習のサポートメンバーとして招いた、将来性豊かな若手のひとりである。
大先輩を手玉に取ったヴェベルトンもなかなかだが、ネイマールのリアクションはなんともいただけない。英紙『The Sun』は「とんでもない振る舞いをまたやらかした! 瞬間的に沸点に達してしまったのだろう」と断じ、「道理でキャプテンマークを失なうわけだ」と結論付けた。ブラジルの大手メディア『globo』は「大人げない。本来なら導くべき立場のスターの残念な行為」と槍玉に上げている。
もはやなにをやっても叩かれてしまうネイマール。この逆境を本番ではパワーに替え、ゴールラッシュを決め込むのだろうか。
ブラジルの初戦(開幕戦)は現地時間6月14日、サン・パウロでのボリビア戦だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
もはやなにをやっても叩かれてしまうネイマール。この逆境を本番ではパワーに替え、ゴールラッシュを決め込むのだろうか。
ブラジルの初戦(開幕戦)は現地時間6月14日、サン・パウロでのボリビア戦だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部