「ネガティブな真空空間に入った」
現地時間4月21日、プレミアリーグ第35節で、エバートンの本拠地に乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドは、前後半に2点ずつ許しての完敗を喫した。
同節では、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を争うトッテナムやアーセナルも敗れており、6位のユナイテッドは勝てば、トップ4に浮上できる好機を逸したかたちだ。それも手痛い黒星を喫したとあり、識者からは批判の声が相次いで寄せられた。
英衛星放送『Sky Sports』では、クラブOBのガリー・ネビルが、「正直、激怒した」と怒りを露にしている。
「ここ7年のユナイテッドについては何度も言ってきたが、庭に雑草が生えたら、むしらなければいけない。今のユナイテッドにはイタドリ(雑草の一種)が生えており、家の土台を“攻撃”している。適切に対処する必要があるんだ」
さらに、G・ネビルは、「ベルナルド・シウバやラヒーム・スターリング、ケビン・デ・ブルイネやダビド・シルバは、ユナイテッドのメンバーよりもずっと優れ、2倍もハードに仕事する」とコメントし、「前半のエバートンは4キロも多く走った。最大のライバルであるリバプールは、死ぬ気で戦っている」と、ライバルたちと比べて不甲斐ない内容が続く古巣に喝を入れた。
「ユナイテッドの選手たちは……今日は一部のメンバーを見て困惑したよ。オレ(・グンナー・スールシャール監督)がやるべきことをやり、クラブも彼を支えると信じている。だが、問題は大きい。今日のパフォーマンスは鼻についた」
同節では、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を争うトッテナムやアーセナルも敗れており、6位のユナイテッドは勝てば、トップ4に浮上できる好機を逸したかたちだ。それも手痛い黒星を喫したとあり、識者からは批判の声が相次いで寄せられた。
英衛星放送『Sky Sports』では、クラブOBのガリー・ネビルが、「正直、激怒した」と怒りを露にしている。
「ここ7年のユナイテッドについては何度も言ってきたが、庭に雑草が生えたら、むしらなければいけない。今のユナイテッドにはイタドリ(雑草の一種)が生えており、家の土台を“攻撃”している。適切に対処する必要があるんだ」
さらに、G・ネビルは、「ベルナルド・シウバやラヒーム・スターリング、ケビン・デ・ブルイネやダビド・シルバは、ユナイテッドのメンバーよりもずっと優れ、2倍もハードに仕事する」とコメントし、「前半のエバートンは4キロも多く走った。最大のライバルであるリバプールは、死ぬ気で戦っている」と、ライバルたちと比べて不甲斐ない内容が続く古巣に喝を入れた。
「ユナイテッドの選手たちは……今日は一部のメンバーを見て困惑したよ。オレ(・グンナー・スールシャール監督)がやるべきことをやり、クラブも彼を支えると信じている。だが、問題は大きい。今日のパフォーマンスは鼻についた」
また、同メディアでG・ネビルとともに名物解説者を務めている元リバプールのCBジェイミー・キャラガーも、「Skyで働くようになってからユナイテッドの最悪のパフォーマンスだった」と、かつてのライバルをこきおろしている。
さらに英公共放送「BBC」でも、元トッテナムのMFジャーメイン・ジーナスが、「勝つための意欲やハート、気持ちを見せなかった。酷かった」とし、さらに独特な表現でユナイテッドを酷評した。
「全員に罪がある。だれよりも良い姿勢だったひとり、マーカス・ラッシュフォードですら、私が『ネガティブな真空空間』と呼ぶものに吸い込まれてしまった」
さらにジーナスはユナイテッドのパフォーマンスがCL出場を争っているチームではなく、「消化試合をしているようだった」と指摘。「集中せず、移籍を視野に入れている選手たちが数名いると思わざるを得ない」と、一部選手が打算的だと批判している。
「ユナイテッドでプレーするクオリティーはあるかもしれない。だが、挑戦に見合う選手ではないね。そういう選手たちは『あまり長くここにいたくないし、オレの問題じゃない』と考えているんだ」
「もしもユナイテッドがヨーロッパリーグ出場に終わったら、一部の選手はすぐに代理人に『CLに出たいから、ここから出してくれ』と言うんだろう」
名将サー・アレックス・ファーガソンが引退して6年もの間、もがき続けているユナイテッドは来シーズン、スールシャールの下で本当に復活できるのか。まずは今シーズンに欧州最高峰の舞台への切符を手に入れられるかどうかだが……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
さらに英公共放送「BBC」でも、元トッテナムのMFジャーメイン・ジーナスが、「勝つための意欲やハート、気持ちを見せなかった。酷かった」とし、さらに独特な表現でユナイテッドを酷評した。
「全員に罪がある。だれよりも良い姿勢だったひとり、マーカス・ラッシュフォードですら、私が『ネガティブな真空空間』と呼ぶものに吸い込まれてしまった」
さらにジーナスはユナイテッドのパフォーマンスがCL出場を争っているチームではなく、「消化試合をしているようだった」と指摘。「集中せず、移籍を視野に入れている選手たちが数名いると思わざるを得ない」と、一部選手が打算的だと批判している。
「ユナイテッドでプレーするクオリティーはあるかもしれない。だが、挑戦に見合う選手ではないね。そういう選手たちは『あまり長くここにいたくないし、オレの問題じゃない』と考えているんだ」
「もしもユナイテッドがヨーロッパリーグ出場に終わったら、一部の選手はすぐに代理人に『CLに出たいから、ここから出してくれ』と言うんだろう」
名将サー・アレックス・ファーガソンが引退して6年もの間、もがき続けているユナイテッドは来シーズン、スールシャールの下で本当に復活できるのか。まずは今シーズンに欧州最高峰の舞台への切符を手に入れられるかどうかだが……。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部