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ACL大邱戦では圧巻の被決定機ゼロ! リーグ5戦連続無失点の広島、次戦イニエスタ擁する神戸を相手に指揮官の読みは?

カテゴリ:Jリーグ

寺田弘幸

2019年04月12日

大邱の攻撃は決して非力だったわけではないが、すべてが想定内だった

広島は大邱に付け入る隙を与えず完勝。グループリーグ2勝目を挙げた。(C) Getty Images

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[ACLグループリーグ3節]広島2-0大邱FC/4月10日/Eスタ
 
 メルボルンに3-1、広州恒大からも3-1の勝利を挙げてグループFの首位に立つ大邱をエディオンスタジアムに迎えた広島は、前半に2得点を挙げたリードを危なげなく守って、無失点で勝利を収めた。

 
 さらに言えば、“無失点で切り抜けた”という試合ではない。大邱の攻撃陣が作り出せた決定機はゼロ。リーグ戦5試合連続で無失点を続けている広島は、危なげのない90分間を過ごしてクリーンシートを達成し、ミックスゾーンに現われた野上結貴は「問題なかったですね」と涼しい顔で言った。
 
 決して大邱の攻撃が非力だったわけではない。前半は1トップのセシーニャが中盤まで降りて攻撃を組み立てる変則的な形で攻めてきた。後半は最前線にフィジカルに長けたエドガルが入ってロングボールを多用したパワーのある攻撃を仕掛けてきた。
 
 しかし、大邱の攻撃はすべてが想定内だった。野上はこう続けている。
 
「前半は11番(セシーニャ)のところだけ。後半は9番(エジガル)が入ってきて、そこをターゲットにしてセカンドっていう攻撃でしたけど、チャンスは与えなかったと思う。相手のポイントをしっかりとイメージしてみんなで守れていた」
 
 著しい成長を見せている吉野恭平はスカウティング通りだったと振り返った。
「スカウティングでも、9番が入ってきたらどんどんロングボールを蹴ってきて、競った後を周りが狙っていると言われていたし、競り勝つことも大事ですけど、競り負けた後をどう対応するかは練習でもすごいやっていた。11番が下がることもスカウティングで言われていたから、僕が付いていくよりもボランチに付かせるシーンが多くなることは話していた」
 
 まったく隙を見せず、アクシデントさえも起こさせない。そんな守備が実現できている理由のひとつに、共有がある。相手の攻撃パターンの傾向やストロングポイントをみんなが頭に入れて臨んでいるからこそ、局面での対応がはっきりして、カバーに入る場所やタイミングも狂いがなくなるのだ。むろん、「帰陣が速いんで後ろはだいぶ助かってます」と野上が言うように、堅守はチーム全体の守備意識が高く保たれている賜物で、守備範囲が広くシュートストップも鋭い新進気鋭の守護神、大迫敬介の存在も大きい。
 
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