前半に3点を奪われ、後半も勢いに呑まれる
アジア・チャンピオンズリーグのグループステージ3節、広州恒大(中国)対メルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア)の一戦が広州天河体育中心体育場で行なわれ、メルボルン・Vは0-4で敗れている。
これまで大邱FC(韓国)、サンフレッチェ広島(日本)に敗れ、勝点0でグループ4位に沈んでいるメルボルン・V。同クラブに所属する本田圭佑は、4-3-1-2の右インサイドハーフで先発出場。3連敗を喫した場合、グループステージ突破がかなり難しくなるため、求められたのは勝利だった。
しかし、先制点はホームチームが奪った。試合開始から広州恒大のアンデルソン・タリスカとパウリーニョのブラジル出身コンビが躍動する。7分、パウリーニョが起点となって展開した右サイドからのクロスに、タリスカが勢いよく飛び込み、バウンドシュートでネットを揺らした。
先制点が記録された3分後には再びタリスカが、ボックス右手前からゴール左上隅のネットに突き刺さるミドルシュートを放ち、広州恒大は早々に2点のリードを得る。
その後もブラジルコンビに手を焼いたメルボルン・V。反撃に出たいが、攻撃の起点として警戒される本田はマンマーク気味に張り付かれ、なかなか得点に結びつくパスを出すことができない。
そして40分、左CKを獲得したメルボルン・Vのこぼれ球をカウンターにつなげた広州恒大は、パウリーニョのラストパスを受けたヤン・リュウがエリア右サイドに侵入し、角度のないところからシュート。これが決まり、前半だけで3ゴールをあげた。
後半、一矢報いたいメルボルン・Vだが、勢いを増したのはホームチームだった。メルボルン・Vはゴール前までボールを運ぶが、シュートに結びつかず、前がかりになったゆえにカウンターを食らう場面が増え、度々ピンチに見舞われる。
73分、ボックス右でタリスカが倒されて広州恒大がFKを獲得。タリスカのキックはGKマット・アクトンがはじき出すが、こぼれ球にFWガオ・リンが反応。蹴り込んだボールを再びアクトンがはじき出すも、味方DFに当たって不幸にもゴール内に跳ね返ってしまう。
4点差をつけられたメルボルン・Vは74分、前線のオラ・トイボネンと本田を下げ、アンソニー・レストイス、ケニー・アトゥイスを投入。流れをどうにか引き寄せようとパスワークで崩しにかかるが時すでに遅し。後半アディショナルタイムにゴール前まで迫ったが、守りを固めた赤い壁を崩し切ることができなかった。
試合はこのまま4-0で終了。敵地で敗れたメルボルン・Vは、ACLは3連敗、リーグ戦含む公式戦2連敗を喫した。4月23日にはホームに広州恒大を迎える。
3試合を終え、グループFの順位表は首位に広州恒大(勝点6、得失点差+4)、2位に大邱FC(勝点6、得失点差+2)、3位にサンフレッチェ広島(勝点6、得失点差+1)、そして4位にメルボルン・ビクトリー(勝点0、得失点差-7)となっており、メルボルン・VはGL突破が難しい状況に追い込まれている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
これまで大邱FC(韓国)、サンフレッチェ広島(日本)に敗れ、勝点0でグループ4位に沈んでいるメルボルン・V。同クラブに所属する本田圭佑は、4-3-1-2の右インサイドハーフで先発出場。3連敗を喫した場合、グループステージ突破がかなり難しくなるため、求められたのは勝利だった。
しかし、先制点はホームチームが奪った。試合開始から広州恒大のアンデルソン・タリスカとパウリーニョのブラジル出身コンビが躍動する。7分、パウリーニョが起点となって展開した右サイドからのクロスに、タリスカが勢いよく飛び込み、バウンドシュートでネットを揺らした。
先制点が記録された3分後には再びタリスカが、ボックス右手前からゴール左上隅のネットに突き刺さるミドルシュートを放ち、広州恒大は早々に2点のリードを得る。
その後もブラジルコンビに手を焼いたメルボルン・V。反撃に出たいが、攻撃の起点として警戒される本田はマンマーク気味に張り付かれ、なかなか得点に結びつくパスを出すことができない。
そして40分、左CKを獲得したメルボルン・Vのこぼれ球をカウンターにつなげた広州恒大は、パウリーニョのラストパスを受けたヤン・リュウがエリア右サイドに侵入し、角度のないところからシュート。これが決まり、前半だけで3ゴールをあげた。
後半、一矢報いたいメルボルン・Vだが、勢いを増したのはホームチームだった。メルボルン・Vはゴール前までボールを運ぶが、シュートに結びつかず、前がかりになったゆえにカウンターを食らう場面が増え、度々ピンチに見舞われる。
73分、ボックス右でタリスカが倒されて広州恒大がFKを獲得。タリスカのキックはGKマット・アクトンがはじき出すが、こぼれ球にFWガオ・リンが反応。蹴り込んだボールを再びアクトンがはじき出すも、味方DFに当たって不幸にもゴール内に跳ね返ってしまう。
4点差をつけられたメルボルン・Vは74分、前線のオラ・トイボネンと本田を下げ、アンソニー・レストイス、ケニー・アトゥイスを投入。流れをどうにか引き寄せようとパスワークで崩しにかかるが時すでに遅し。後半アディショナルタイムにゴール前まで迫ったが、守りを固めた赤い壁を崩し切ることができなかった。
試合はこのまま4-0で終了。敵地で敗れたメルボルン・Vは、ACLは3連敗、リーグ戦含む公式戦2連敗を喫した。4月23日にはホームに広州恒大を迎える。
3試合を終え、グループFの順位表は首位に広州恒大(勝点6、得失点差+4)、2位に大邱FC(勝点6、得失点差+2)、3位にサンフレッチェ広島(勝点6、得失点差+1)、そして4位にメルボルン・ビクトリー(勝点0、得失点差-7)となっており、メルボルン・VはGL突破が難しい状況に追い込まれている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部